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カテゴリ:韓国で見た映画・ドラマ・読書
2014年の韓国の大学入試(センター試験のようなもの)から、第2外国語が外されそうになっていたが、結局現状維持となったそうだ。
以前にも書いたが、入試科目から外されると、中等教育の中で第2外国語の重要度が落ちてしまうことが予想されるため、反対していたのだが、ほっと一安心だ。中高の教員免許を修得することになる日本語教育科の学生も私たち教員も喜んでいる。 とはいえ、現在入試のシーズンを終えたばかりであるが、今年は入学志願者が減った。入試から第2外国語が生き残ったとしても、新しい中高の教育課程で第2外国語の授業時間が減らされるのではないか、という不安は残っている。そうなると、教員採用試験の募集人員もさらに減らされることになりかねない。それでも、中等教育の日本語教師になりたいとけなげにがんばる学生がいる。敬意を表したい。 今年は全国で9名募集があり、ソウルのみだった。幸い3次試験の準備を手伝った卒業生が1名合格した。昨年のように、これから合格者が確認できればいいが、厳しいものだ。 昨年一緒に準備して合格した3人のうち2人は、まだ学校に空きがないということで、1年近く待機している。 大学側からは教育学部は就職率が悪いとたたかれ、無理のない教職以外の就職に誘導する方向に進もうとしている。もとより、日本でも教育学部を出てもほとんどは教師にならないと思うが、韓国の教育学部生は教師願望が根強い。 学生たちと悩みもがきながら、最良の選択が出来るように学んでいかなければならない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.02.02 21:47:57
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