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テーマ:将棋について(1324)
カテゴリ:将棋
プレイステーションのメモリーカードのデータを整理していたら、2000年ころ記録されたとみられる、月下の棋士 王竜戦 じっちゃんの修行編のデータが残っていた。先手のソフト名は不明だがPCソフトであることは間違いない。手順を見てみると森田将棋97くさいがいかにも90年代の将棋ソフトの手筋といった感じ。じっちゃんの修行編で保存したデータはレベルが表示されないためレベルは不明。 先手:不明 後手:御神三吉L? ▲2六歩 △8四歩 ▲7六歩 △8五歩 ▲7七角 △3二金 ▲7八金 △7二銀 ▲4八銀 △3四歩 ▲6八銀 △4二銀 ▲5八金 △3三銀 ▲6九玉 △5四歩 ▲7九玉 △4一玉 (第1図) 第1図までは角換わり模様の出だしから先手、後手どちらも角交換しない、不規則な相居飛車の序盤となった。こうなると互いに用意した定跡は使えないわけだから力戦形からどう手を作っていくかの攻防となる。 第1図(△4一玉まで) 第1図より ▲6六角 とこの時期の将棋ソフトによくある角を4段目にあげる組み方である。どうもソフト的には6六角(4四角)7七銀(3三銀)の形がよく見えるようだ。これに限らず90年代の将棋ソフトはやたら9五角(1五角)の王手をしたがる。以下 △5二金 ▲7七銀 △4四歩 ▲5六歩 △3一角 ▲6八金右 △7四歩 ▲5七角 △6四角 ▲6六歩 △7三角 ▲6七金直 △6四歩 ▲6八角 △8四角 ▲5七銀 △7三桂 ▲8八玉 △6五歩 ▲3六歩 △4三金右 ▲4六歩 △3一玉 ▲2五歩 △2二玉 ▲4八飛 (第2図) 第2図(▲4八飛まで) 第2図より △7五歩 この手が疑問手で以後は先手ペースとなった。激指11やGPSfishによると、ここではいろいろな手があるが、その中でも一番わかりやすいのが△6六歩で以下▲同銀左△6五歩▲7七銀△6三銀▲9六歩△7五歩▲同歩△同角▲7六歩△6四角(参考1図)と進むとはっきり後手が良しとなる。 参考1図(△6四角まで) 本譜に戻り△7五歩以下 ▲同 歩 △同 角 ▲7四歩 △6六歩 ▲同銀右 △6四角 ▲7三歩成 △同 銀 ▲6五歩 △5三角 ▲5八飛 △7四銀 ▲7九玉 △7五銀 ▲5五歩 △同 歩 ▲同 飛 △5四歩 ▲5九飛 △8四銀 ▲6四歩 △同 角 ▲7六桂 △5三角 ▲6四歩 △9五銀 ▲6三歩成 △4二角 ▲6四と △5二飛 ▲9六歩 △同 銀 ▲6三と △5一飛 ▲9六香 △7五歩 ▲6四桂 △2四歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲5二桂成 △3一飛 ▲8八玉 △3三角 ▲5三と △2八歩 ▲4三と △同 金 ▲3七桂 △7一飛 ▲2五歩 △1五銀 ▲1六歩 △2六銀 ▲2四銀 △3七銀不成 ▲2三金 △3一玉 ▲3三銀不成△同 桂 ▲3二角 △6二歩 ▲4三角成 △7六桂 ▲同 金 △9九銀 ▲同 玉 まで113手で先手の勝ち
月下の棋士 王竜戦は久々の更新となったが、かなり紹介できていない棋譜がたまっているので今後、さらに更新していきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.05.07 22:48:45
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