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テーマ:将棋について(1324)
カテゴリ:将棋
1997年に発売されたWindows 95用将棋ソフト AI将棋2 DELUXEは初期設定では接待レベルの
レベル0からレベル5までのレベル設定が可能であるが、時間制限対局で持ち時間5分、秒読み30秒の設定で最高レベルに勝つと、レベル6、レベル7が解放されることとなる。この早指し設定がかなり厳しく、当時の他のソフト森田将棋97(windows95版など)を使っても時間切れになってしまうのだ。激指シリーズ、東大将棋シリーズが登場するまではこの壁はなかなか破られなかった。 今回、AI将棋2デラックスに挑戦させるのは1999年発売の森田和郎の最強将棋(windows版)(以下森田最強)である。2000年以前に発売された将棋ソフトでAI将棋2デラックスの最強レベルに勝ったソフトは私の記憶ではなく、森田最強が勝てるのであれば、これは画期的なことである。森田最強にはVersion 8とVersion 9があるがとりあえずVersion 8のレベル5で挑戦させてみる。今回は実は3回目の挑戦、激指11の助けを借り、レベル5に勝った棋譜を事前に森田最強に保存しての挑戦である。 先手:森田最強V8 L5 後手:AI2DX ▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △4四歩 ▲7八飛 △7二飛 ▲9六歩 △6二銀 ▲4八玉 △3二金 ▲6八銀 △5二金 ▲3八玉 △8四歩 ▲2八玉 △8五歩 ▲3八銀 △3三角 ▲5八金左 △2二銀 ▲5六歩 △4一玉 ▲5七銀 △1四歩 ▲6六歩 △4二角 ▲4六歩 △8二飛 (第1図) 6手目でAI将棋は早くも定跡形から外れる。△7二飛では△4二飛、△4二銀、△3二銀などの手があるが、定跡形から外れると大概の昔の将棋ソフトは手が乱れてしまうのだ。第1図の段階では激指11によれば先手が若干有利とのこと。 第1図(△8二飛まで) ▲7九角 ところが第1図からの▲7九角は疑問手。▲7六飛とするべきだった。 以下 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8八歩 △8四飛 ▲3六歩 △8六歩 ▲7七飛 △3三銀 ▲4八銀 △5四歩 ▲6五歩 △5三銀 ▲7四歩 △5一角 ▲5七角 △8二飛 ▲7三歩成 △同 桂 ▲6八角 △7二歩 ▲6七飛 △8四飛 ▲5七角 △8二飛 ▲6八角 △3一玉 ▲7四歩 △4二玉 ▲7三歩成 △同 歩 ▲4七銀右 △8七歩成 ▲同 歩 △8八歩 ▲9七桂 △8九歩成 ▲8六角 △9九と ▲5五歩 △8三香 ▲5四歩 △8六香 ▲5三歩成 △同 金 ▲8六歩 △7八角 ▲5四歩 △同 金 ▲6六桂 △5五金 ▲5六香 △同 金 ▲同 銀 △5二香 ▲5四歩 △3一玉 ▲8五桂 (第2図) 第2図(▲8五桂まで) △8四歩 AI将棋はここで△8四歩としたが、ここでは平凡に△6七角成としておくところだった。 以下 ▲6一金 △6七角成 ▲同 銀 △7九飛 ▲3八金 △4二角 ▲7一角 △9二飛 ▲8三銀 △2二玉 ▲9二銀不成△同 香 ▲7二飛 △4三銀 ▲7三桂成 △5四香 ▲同 桂 △同 銀 ▲5三歩 △5五桂 ▲5六銀 △9四歩 ▲5二歩成 △7五角 ▲5三と △5七歩 ▲同 金 △同角成 ▲同 銀 △8一金 ▲6二飛成 △7一金 ▲同 金 △7五角 ▲4一角 △4二金 ▲2六香 △2九飛成 ▲同 玉 △3二桂 ▲2五飛 △2四歩 ▲同 飛 △同 銀 ▲同 香 △2三歩 ▲3二角成 △同 金 ▲同 龍 △同 玉 ▲4二金 △3三玉 ▲3二金打 △2四玉 ▲1六桂 まで143手で先手の森田和郎の最強将棋の勝ち。 時間制限対局でレベル5に勝つと以下のような表彰状が表示され、レベル6とレベル7が選択できるようになる。 この表彰状が出たら対局設定画面でレベル7が選択できることが確認できるはずだ。 最強レベルの7を出すことには成功したが、私の棋力ではレベル2で勝てるかどうかというところ。 攻略はレベル2からが対象となり、各レベル5勝ずつ、レベル3からは戦型指定で先手後手各1勝を含む先後手7勝以上を攻略目標としたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.06.15 12:41:18
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