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テーマ:将棋について(1315)
カテゴリ:将棋
人気アーケードゲームを商品化した2001年のプレイステーションソフト、「おてなみ拝見」はアーケードゲームのムードは残しつつも、より柔軟な楽しみ方ができるように設計されている。今回この企画で攻略の対象とするのは花札、ポーカー。リバーシ(オセロ)、五目並べ、囲碁、将棋の6種類のゲームのうち将棋のみだが、レベル1から8まで8人のキャラクターに挑戦する形式である。レベル4までのキャラクターには勝利できたので、今回はレベル5のキャラクター Megumi Kouenjiとの対局を紹介したい。 先手:私 後手:おてなみ・kouenji ▲7六歩 △5四歩 ▲2六歩 △5二飛 ▲2五歩 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛 △4二銀 ▲6六歩 △5三銀 ▲6八銀 △4四銀 ▲4八銀 △6二玉 ▲7八金 △7二玉 (第1図) 後手番のKouenjiは中飛車にしてはきたが、中飛車系の将棋だと10手くらいで定跡から外れてしまい中盤はちぐはぐとなりがちだ。こういう力戦調の振り飛車はコンピュータソフトは指しこなすのは難しいようだ。美濃にするか、穴熊にするかと囲いを完成させるのがやっと。だから戦型指定をしないとそもそも振り飛車にはなかなかしてくれない。ただしこのソフトには相手に戦型指定させる機能はない。 第1図(△7二玉まで) ![]() 第1図より ▲7七銀 第1図からは普通は▲6七銀とすべきところ。以下 △8四歩 ▲7九角 △6二玉 ▲5六歩 △7二銀 ▲5八金 △3四歩 ▲3六歩 △3三角 ▲3八飛 △8五歩 ▲3七銀 △7四歩 ▲4六銀 △2四角 ▲1六歩 △7三桂 ▲2五歩 △3三角 ▲3七桂 △9四歩 ▲4五銀 △同 銀 ▲同 桂 △4四角 ▲2四歩 △3三桂 ▲同桂成 △同 角 ▲2三歩成 △同 金 ▲3五歩 △同 歩 ▲同 角 △4四歩 ▲4五桂 (第2図) 第2図(▲4五桂まで) ![]() 第2図より △2二角 ここでは強く△3四歩と角の取り合いに持ち込むべきだった。先手は守りが薄いため、角を打ち合う展開になると後手でもかなり戦える展開となる。以下 ▲5三銀 △5一玉 ▲5二銀成 △同 玉 ▲5三飛 △6二玉 ▲2三飛成 △2一歩(第3図) 第3図(△2一歩まで) ![]() 第3図より ▲5三金 ここでは2二龍と踏み込むのが明快だった。同歩と取ると▲5三角以下の詰みとなる。 △7一玉 ▲3三桂成 △3七歩 ▲同 飛 △4五桂 ▲2七飛 △3一角 ▲4四角 △6四銀 ▲5四金 △5三銀打 ▲同 金 △同 角 ▲同角成 △同 銀 ▲2一龍 △6四角 ▲5五銀 △4四銀 ▲6四銀 △5七金 ▲6九玉 △6四歩 ▲5七金 △同桂不成 ▲7九玉 △6九銀 ▲8八玉 △7八銀成 ▲同 玉 △8六歩 ▲同 歩 △3六金 ▲2二飛成 △6二金打 ▲4三成桂 △3五銀 ▲1一龍寄 △4七金 ▲8四香 △8三歩 ▲5二銀 △8四歩 ▲6一銀成 △同 銀 ▲5四角 △6三香 ▲8三金 △6九銀 ▲8七玉 △7八銀成 ▲同 玉 △5八金 ▲8二銀
まで121手で先手の私の勝ち さすがにレベル5の相手となると簡単には勝てない、4戦目にしてやっと勝つことができた。あと全員クリアまで残すところ3人となった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.06.30 13:48:14
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