『カラス』は河島英五未発表録音集に収録されています。私はこの曲はあまり聴いていなく、河島英五さんとバンドをされていました谷和彦さんが歌われて、思い出しました。
その程度の『カラス』に対する想いしかありませんので、谷さん語録集から引用します。
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小川さん、今日の英ちゃんソング(51)、
「カラス」(河島英五さんカバー)でした。この曲はまだ緊張の残るステージ中盤、客席と「掛け合い」をすることで ノリノリの後半への橋渡し役として、主に英ちゃんと僕のふたりで歌われていました。そしてそれは立派に機能していたのですが、 或る日、まだ20代の若僧だった僕は、 「そろそろバンドのメンバーも固定して、演奏も堅固になってきたので、もう「カラス」はいらないんじゃないだろうか?だいたいこのような手法で客席と一体化など目論むというのは「子供だまし」ではないだろうか?もうやりたくない。」というような意味のことを英ちゃんに申し上げたのでした。びびりながら。 英ちゃんはにやりと笑って、ひとことふたこと、この曲の必要性について言及しながらも僕の意見を快く受け入れてくださり、それからしばらく後に、この曲は天寿を全うしてステージから消えたのでした。ところが、その後ふたたび、この曲は息を吹き返すのです。アットホームな小さいライブで、英ちゃんが嬉しそうに、 「では、次は谷くんが、僕はミュージシャンだ!こんなこどもだましの唄を歌うために音楽をやってるのではない!、と拒否した唄をやりましょう!カラス!」と、生意気だった過去のエピソードを使ってぼくをいじるためのネタとして。。。どんなときも、どんなことにも「リサイクル精神」を大事にしながらも、みんなを喜ばせたい英ちゃんでした。
ちゃんちゃん!カー!!!
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やはり、『カラス』はその程度の歌なので、未発表だったのかなと思います。
河島英五未発表録音集が販売されて、まだ、知らなかった英五さんの唄を知るのは嬉しいのですが、未発表ということは英五さんは発表したくなかった歌もあるのかなと思います。
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