オセロ、“A minute to learn, a lifetime to master”
“A minute to learn, a lifetime to master”「覚えるには1分、極めるには一生」というキャッチコピーのゲーム、オセロ。このオセロ、1945年に日本人の手によって考案されたということなんですね。初めて知りました。リバーシ (Reversi)という類似のゲームが19世紀イギリスを発祥として存在するらしいですけれど、オセロは長谷川五郎さんという方が終戦直後の旧制水戸中学校時代に始められたものなのだとか。もともと牛乳瓶のふたを利用していたため、現在もオセロの石は直径35ミリというそのサイズを踏襲しているといいますから面白いですね。オセロという名は、長谷川さんのお父様が英文学者であったことから、あのシェークスピアの戯曲からとられたそうです。黒人の将軍「オセロ」(=黒石)と白人の妻「デスデモーナ」(=白石)の関係がめまぐるしく変わる展開であるから、とあります。ふむふむ。現在のようなパッケージで発売されたのは1973年。私も小さな頃から父親と遊んだ記憶があります。以来、日本に6,000万人の競技人口をもつ大ヒットゲームに成長。ゲーム理論上の分類では、「理論上は完全な先読みが可能であり、双方のプレーヤーが最善手を打てば、必ず先手必勝か後手必勝か引き分けかが決まる二人零和有限確定完全情報ゲーム」なんだそうです。なんとなく想像力と戦略性が鍛えられるような気がするのであります。楽天 中村晃一