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テーマ:☆詩を書きましょう☆(8511)
カテゴリ:詩
昨日、地下鉄サリン事件被害者のご家族とお会いしてきました。 僕のブログを見てくださった方で、今回の門田さんの書籍を読んでくださった方です。 とても深い話をしてくださり、僕はその方と、被害に合われたお姉さまに詩を捧げたくなりました。 . . . 『命の花を咲かせよう…』 . . 被害に会われたご家族の苦しみは、 それぞれの立場でそれぞれの体験があり とても一言では語れない… . 恨みと言うよりも、驚きなのだ… 苦しみと言うよりも、震えなのだ… . そして理由を尋ねても、その時 神はまたも沈黙する… . 神など居ないとする人たちは 人に尋ねるものも . なんて悲惨な…としか言葉をかけて頂けない そこで彼らは救われない思いをする . そして、こうした一連の事件を 自分たちが取り残されて演じられる報道そのものに 傷つき…目をそむけ 沈黙するしかない… . この深い沈黙を、僕たちは聞き届けなければならない… 被害者御本人を中心として 被害者の周辺にいる方々が…ぼろぼろに崩れるのだ . この二次的被害については、世間ではあまりにも 着目されない… . ここに真実が有る… あまりにも被害を受けた人がいると その人を中心にしか… 物事を始めることができなくなるのだ… . 瞳を閉ざすこと… それをさせたのは、私達だ… . そして、私達は、その楔を胸に射して 生きてゆかなければならない . ああ、でも彼ら実行犯だけが、 その罪を背負うのだということは 理解できない… 彼らこそ、最も… . 言葉が出てこない… 彼らこそ、最も、聖なるものを求めた。 そして、見事に、敗れ去り、 おぞましい悪の手先となった事を知るのだ。 . 自分たちの手に瞳を落とし 頭を垂れ 何ということをしてしまったのか… と人生を反芻する . この時の彼らに宿された苦悶に 言葉を失う… . 見渡せば、人生は罠ばかりが張り巡らされ 真理を求めるものは、何ものかに、せせら笑われ 谷底に蹴落とされている . 被害者の方々と 加害者の方々の苦悩を 僕は一つの心臓に打ち付ける . これが、真実… . ここから先に、 何かを芽生えさせることができるとするならば… 何かを芽生えさせることができるならば それは、この涙を栄養分として 新しい植物の花を咲かせることしか 期待することができない . 命の花を咲かせよう… . . . Eili ...
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最終更新日
2018年12月31日 15時42分32秒
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