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カテゴリ:サブカル我流評論
いい加減に本論に移ろうかね。
今迄言われたことだし、何を今更というのがある上、細かな感想なんぞ逐次述べて行くことはしません。 過去のコンテ絵から起こしたそうだが、そのためか、おんなじ絵を見せ付けられたようでもあった。 台詞の改変はなく、有名フレーズが出て来て、まあ話の流れとしては無理矢理感があるというか、そこらは思わず笑ってしまった。 それでも全く一緒と言う訳でなく、新鮮と言う訳でもないが、飽きはしなかった。 大体ネタは上がっているから、改めて確認する為の映画なのだろうか。 途中で幕間というか、アイキャッチもあり、映画の癖に次回予告もあったりと、ニンマリする箇所だらけであった。 詰めている為か、碇シンジが任務を投げ出してフカしていく動機がなかなかこれでは掴めないんじゃないかと思う。 物語としては、文章で言うところの「行間」に当たる部分を経ている事なんだろう。 現代っ子はその行間を読む訓練に慣れてないから、オイテケボリにされ、碇シンジみたく「裏切ったなー!」と言う風に面食らうのだろう。 勝手に思い込んで勝手に勘違いして勝手に逆ギレされる。 当時青二才のままエヴァを視聴しても共感を得るところが、10年経った今では、シンジの行動規則なんか手に取る様に思えるだろう。 実はシンジにとっての世界とはネルフとか学校とか守るべき世界とかではなく、自分を起点とした相手を到達点に例えての引いた線のような放射線みたいな関係性でしかないんです、はい。 セカイ系たるエヴァだが、もう一つラノベ原作のイリヤの空も同じくセカイ系を見出しており、前者は守る立場の側を映していて、後者は守るべき立場の者こそ言わば理解の外に追いやられている。 ここで注目すべきことは、松本人志の大日本人があわよくばリンクされるのである。 松本人志がエヴァを見ていたかどうかは分からない。 しかし、あの作品はエヴァの流れではなく、ウルトラマンからの支流だろう。 長くなりそうなので、次回はエヴァと大日本人の比較をしとうござります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.29 04:36:22
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