|
カテゴリ:カテゴリ未分類
どっちかずらせよ…。
日テレは古代エジプトで、TBSはインカのことで…。 しかし、どちらかにせよ、と問われればエジプトの方を選びます。 4時間ぶち抜きで間伸びの感があるが、TBSの方の取り扱い方がぞんざいなので、消去法としてエジプトを選択する。 インカ帝国に「古代」って付けるなよ…。 キャッチコピーからして、理解してねえだろと思った。 インカ帝国もつい最近の話だ。 500年前なのに「古代」はないだろう。 古代文明のことは、総じてアンデス文明(これも決して正しくはない表現だが)と言うのがベターである。 どうして「文明」と言われるのだろう? それは結局白人社会を中心とした文明観からの評価他ない。 孤島みたいな世界で、先進的な白人文化に互する文化があろうなど思いも由らなかったからだ。 アボリジニーはそういうのが無かったから、侵掠され尽され、殺され尽されたが。 大体白人にとってアジアとはアルバニア以東のトルコ世界のことであって、チャイナは異世界そのもので、ジパングに至っては新大陸のインディオと全く同じだ。 未開の蛮族が銃火器を扱える程度の認識。 かのラストサムライだって終始インディオの如く扱いだった。 ここで断るが、インディオが未開だからというわけではない。 現在の人権思想では皆平等という建前だが、やはりそこは違う。 オールグレンの回想がかのインディオと重ね合わせられているところも、製作者の意図が見え隠れしている。 ハンチントンの文明の衝突とかなんとか出て来る日本文明なんかも、基本的に、白人に立ち向かったから頑張ったで賞みたいな程度の認識だ。 文明とは基本的に自分達がいて倒すべき敵がいるようなものだ。 後はおまけで野蛮世界。 トルコを倒した白人が恐れているのはペルシャ。 5000年来の宿敵である。 アレクサンダーがペルシャを倒しても滅ぼしきれなかったし、現に存在している。 これから後、決してペルシャを主人公とした映画なんて作られないだろう。 話はずれたが、いやずれてないな。 白人が常にコンプレックスを抱き続けたオリエントにうち勝つこと、これが頭になければいけない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.24 16:31:03
コメント(0) | コメントを書く |