清浄の草むら

普段は「マトモ」なアニメ雑誌を買うことはないのだが、今回だけはこれを買った。

何故か。

どうでもいいのだろうが、誌上通販CDを買うためである。
民営化前の郵便為替1000円分丁度あったからそれを使って送った。
何を買ったかは届いてからのお楽しみ。

現在、主だったアニメ雑誌というのは四誌程ある。
一、徳間が出している『アニメージュ』
二、角川の出している『ニュータイプ』
三、学研の出している『アニメディア』
三番目のが今回買ったものである。

あれ…？
最後の四つ目って何…？

メガミマガジンですか？
違います。
これはアニメディアの増刊から出て来たようなもので、角川の出すコンプヒロインズと似たようなもんです。
あとは味噌っ滓のような当て込みアニメ雑誌だらけなのでそこは無視しましょう。

勿体ぶっているが、吐露しましょ。

ジータイプというワケアリの唯一のソレ系のアニメ雑誌です。
実はソレ系の正統派はこの雑誌しかない。
ソレ系のアニメも尻すぼみになってしまい、ページも少なくなっている上、読者ページも小さくなってしまい残念ではあるが。
今回のCDを買うに当たってその上記の雑誌における読者ページで掲載された時の薄謝で代用したのだ。

民営化されたから、為替1000円に付き100円の手数料になってしまったのが痛い。

話は逸れたが、内容もなんか、かなり苦しい印象を受ける。
描き下ろしイラストもさることながら、それにキャプを付けねばならないその苦労を感じるなあ。
広告もかなり多く、その実がスカスカな印象である。ファミ通と同じだろうか。
しかし、代表的な三誌は何れも自社のアニメが押し出される。
角川はガンダムやヱヴァで、徳間はジブリ、この学研のアニメディアは何かと言うと『魔法少女リリカルなのはシリーズ』である。
自社の贔屓かも知れないがこれもかなり人気のあるアニメである。
某巨大掲示板の関連スレッドをそれで検索すると90スレッドも引っ掛かる。
下限は40程で上限は200程度である。
駄スレや満スレもあるが、かなりの注目があることは確かなのである。

アニメ情報はネットで仕入れれば事足りるから読者を頼りにしなくては売れないのだろう。
それ故、読者ページが一つの小冊子として独立している。

これを買うのは今回が初めてで最後かな？

ある意味情報誌として「成功」しているが読者ページが余りにも痛過ぎる…。
まあ、対象が中高生を基本としているからそうならざるを得ないのだろうが、アニメなんて殆んど深夜なのに…。