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カテゴリ:独断と偏見な時評
ジョーシマサイトという番組を見ての感想だが、今回取り上げられた内容は泣く子も黙る裁判員制度である。 番組内容はいつも茶化した感じだが、結構重要な事を言っていた。 ブラマヨは自分達がもし選ばれて、刑事事件を裁判する事になった時に、被告人からの報復はないのかという懸念を抱いていた。 一般人でもそういう感覚は少なからずあったかもしれないが、芸人や有名人が担当するとなると、却って名が知れてる分、そうしたことも有り得るのではないかと思わずにはいられなかったのだろう。 しかし、嵐の大野?がひとたび傍聴に出た事もあって、あの空気には耐えられなかったと言う。 傍聴だけでも精神に堪えるのに、一審とは言え、法律の知識もない一般人に自身の道徳的価値観を頼りに審理するのは危険な行為だ。 人民裁判になってしまうんじゃないのか? 尤も、放送でも紹介されたが、プロの判事らが「黒」または「白」と言えば「素人の裁判員」の結審が多勢を占めても、覆ってしまうのだ。 しかし、報復を恐れては真っ当な裁判を行う事が出来ない。 どうせ判事によって覆ってしまうのならやらぬ方が良い。 仮に裁判員にヤクザが混じってしまったのならどうするのだ? 被告人がプロの犯罪人(ヤクザとか殺し屋とか運び屋)だとしたら? 被告人が裁判員ヤクザと同じ組の者だったら? 或いは対立する組の者だったら? ヤクザは、決して自分が損をしないように策略を立てるものだ。 同じ組若しくは系列である場合は、どんなに重い罪状であろうと軽くさせる様に仕向けるかも知れない。 他の裁判員を拐かす事だってする。 勿論、自分がヤクザだと言う事は決して言わないんだろうけど。 逆に敵対する組や集団だったりすると、どんなに軽い罪でも、「ああいうのは社会に仇なす存在だから早いとこ厳罰を科して罪の意識を知らしめる」とか言うんだろうなあ。 この制度が、ヤンキー社会である我が国においてヤクザをのさばらせる逆効果になりゃせんだろうか?
この番組の最後に裁判員同士の恋愛を描いたが、そもそも、同年代の男女が選ばれる事ってあるのか? 殆んど奇跡に近いだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.19 05:41:38
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