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カテゴリ:毒電波テレビ感想
ナレーターが雨上がりの宮迫だと気付いた、アレである。
結構上手いと思ったが、宮迫だと気付いたらもう宮迫の顔が頭から離れない。 なんか力んでナレーションしているような感じだ。
最終話は、都市の見本たる東京を舞台としている。
日本国のGDPは世界2位だそうで、中でも東京がGDPの2割を牽引しているのだそうだ。
都市だけで、新興国家を追い抜く。
失われた10年とは言っても、まだまだトップクラスである。 GDPだから、民族生産ではなく、飽くまでも国内の産業のグロスである。 昔は、GNPっつってたけど、最早民族総生産なんて有り得ないもんなあ。
外資系なんてとっくに入り込んで日本経済の一翼を担ってしまっているし。 コカコーラ、ロッテ、マクドナルド、ディズニーランド…。
彼等が最早外国人だけで成り立っている訳でもなく、日本人を雇い、お金を分配しているのであり、既に定着していると言ってもよい。
東京は膨張し続けると言う。 天を衝き、穴を穿ち、島を拡げ、山を崩し、地を均す。
埋立地ももう埋め尽くしてしまうのだそうだ。 これ以上、東京の面を拡げる事は出来ない。 ビルを建てて、地下を掘り下げて東京の全体的な空間を広げるのである。
地下世界なんてこち亀の世界そのものなのに、何故続けるのだろうか。
破綻する虞だってあるのに。 そうなれば東京は巨大な白蟻塚の廃墟みたくなるぞ。
日本は現在少子化なのであるにも拘らず、東京の人口の推移は増す一方なのである。
中でも、江東区の豊洲は都心に近い事もあって高層マンションが建てられているのである。 あそこの地域は何故だか人が多く密集するようで、子供達の通う学校がパンクしてしまって、学校を分ける事態になってしまっている。 新学期になっても転校生が7人も来たという。 豊洲北小学校の生徒数(小学校だから児童ね)は1000人を超す。
校長は昔は児童数が1000人いた事は珍しい事ではなかったと言うが、それが最近まで減少傾向ではあったと感じていたのに、この事態が驚くべき事だという。
新しく出来た町だからこそ、学校主体で行事を催す事に決めたのだそうな。
なんだかいいなあ。 江東区(我が生まれ育った町)は工業地帯と言う事もあって、戦後は人が多く集まり、その為に学校を新設していたりしていたのだ。
そんな折に工業化時代も終わり、我が母校も少子化の影響も免れずに隣の小学校と統廃合されてしまい、学校は更地となってしまった。 学校の思い出は最早心の中になってしまった。
昔はとは言っても、自分の少年時代は高度経済成長も終わって、産業構造が変わっていた頃の話だ。
都営住宅も人と共に老い、寂れて来ている。 皮肉な事に、都営住宅(公団)に入居する人が減れば必然的に安い労働力で雇われた外国人が入居するようになる。
もう、中国人やインド人なんか当たり前である。 インド人はIT系を中心としているがそれも最早関係無くなって来ている。 インド人が集えばそれだけで文化を代表する料理店だって出来る。
話がずれた様だが、番組でも外資系のインド人社長が出て来た。 英語だけでなく日本語もペラペラである。
こち亀でも墨田区に建てられる電波塔を不気味がっていた。 秋本治は、地デジプロパガンダを訝しく思っているのだろう。
誰が七面倒臭い作業をせねばならんのだと。 なんで買い換えなきゃならんのだと。
アナログでもいいじゃないかと。 老人を苛めるなと。
墨田区の電波塔が建てられれば東京タワーは電波塔としての役目を終えるらしい。 プロダクションI.Gが近未来をアニメで描いたが東京タワーは不気味な広告塔に成り下がっている。 その為か、東京タワー周辺は寂れている様な風景だった。
新宿は申し合わせたような温暖化対策で都庁を残し、一面が緑化しているようだ。 地下農業栽培なんて何の意味がるんだ?
地下に照らされる光に費やされるエネルギーはどんなもんだ? そんなんなら、太陽に照らした方が良いんじゃないのか。 このアニメも、製作費を浮かす為に、外注にしてるんだろうな。
そう言えば、都市を建設するに当たり、労働者の賃金は物凄く安い賃金で賄われているのだろう。
富は分配すると、成長は停滞化してしまうんだな。 だからある程度、格差を付けて時たま報酬を与える名目で恩を売るのだ。
ボーナス(賞与)という名目で。 でもそんな小室直樹みたいな理論は通用しない。
いまみんな派遣だもん。 産経新聞の正論欄で中谷巌が「懺悔の書」と認めていたのが印象的。
適度な政府介入が無いと、産業は却って私利私欲となり、停滞してしまうのである。 読めばいいのだが、これ以上の説明は要らないと思う。
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Last updated
2009.02.19 05:24:02
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