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2009.03.02
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カテゴリ:カテゴリ未分類

三人とも、幕末の英傑?である。

 

最早説明の余地無いのだが、伊能忠敬は日本地図を描いた人である。

 

日本地図を描きたくて描いた訳じゃないのだ。

面白い事に地球の外周を測りたくて幕府に日本地図描画の名目で実行したのだ。

しかも、江戸から北海道(蝦夷地)から測り切って求めた長さが殆んど地球の実寸とそう大差ない事が判った。縦の外周が4万キロである。

大スケールがあって、小さな発見が後からやって来るのだ。

 

どこかで聞いたかも知れないが、これは正しくシュリーマンと同じである。

シュリーマンはトロイ遺跡を発見した人である。

トロイはトロヤ、又はトロイヤ(トロイア)とか言われているが、オデュッセウスに出て来るトロイ戦争が行われた舞台である。

 

トロイ戦争は神話の中の戦争であったと言われていたが、シュリーマンが人生を擲って掘り当てて証明したのである。

しかし、シュリーマンはトロイ遺跡を掘り当てたくて考古学者になった訳じゃない。

 

オデッセイ(オデュッセウス、ユリシーズ)はホメロスの神話である。

オデッセイがトロイ戦争で勝ったはいいがポセイドンの怒りを買って故郷に帰れなくなる話なのだ。

ずっと彷徨い続け、帰った時は幼き子は何時しか青年となっている位に迄時が経っていたという話である。

人生とは長い航海のものだと云うのを聞いた事がある。

ヴォイジャーってか。

果てなき旅路を往く。

 

しかし、このシュリーマンはトロイ戦争の証明だけじゃなく、大きな目的があった。

アトランティス大陸を見つけ出そうとしたことである。

 

周知の通り、アトランティスはこれこそ荒唐無稽な話なので、遂に発見は出来なかった。

アトランティスはクレタ文明じゃないのかと言う考察もなされたが、これは牽強付会なので一旦措く事にする。

クレタ島は今でこそギリシャ領だが、嘗て大陸のギリシャ都市国家文化とは一線を画していた。

詰まり、全く違っていた独自の文化だったのである。

クレタ島の王様の称号はミノスである。

あのミノタウロスである。ラビリンスの護る王様の名前であるが、単にミノスは王様のクレタ語なのである。

ギリシャでは王様はバシレイオスと言われていた様だが。

 

結局アトランティスはタイムマシンが発明でもされない限り見つける事は不可能だ。

クレタ文明とアトランティス文明を同一にしてはいかん。

トロイ文明とクレタ文明とトラキア文明を同一にして語るのと同じである。

 

ムー大陸を沖縄海底遺跡と擬える行為と同じである。

 

それは兎も角として、随分離れてしまったが、瓢箪から駒の如く日本地図を作成した伊能忠敬は、幕府の後押しもあって日本地図を作製する事が出来たのである。

ちゃんと、北海道は愚か、北方領土(択捉、国後、歯舞、色丹)迄描き切っているのだ。

当時から北方四島は日本だった。

 

それだけでなく、伊能の時代は実現出来なかったものの、伊能の弟子だった間宮林蔵が樺太の調査に乗り出して、全島図を描いたのだ。

 

当時は樺太は幕府の直轄地だったと言う。

それもその筈で、間宮とその同伴した調査隊が調査した所、海峡で隔たれた島だと言う事が判明して、ロシアの勢力がまだ及んでいなかったのだ。

 

これで名実ともに樺太は日本固有の領土だと言う事が歴史的にも証明されたのである。

樺太にも現地住民はいたが、大陸になると意思疎通が出来ない別の世界だと言う事が判ったのである。

 

ここで解説してもしょうがないが、日本の国境の限界が樺太までなのだ。

大陸詰まり外満洲なのだが、この世界は樺太の現地人ですらも知らない世界。

樺太自体は清の領有する土地でもなかった。

当時は外に出る事は国禁を犯す事だから、死罪に相当した。

しかし、国運に係わる事だと知り敢えてその身を危険に投じたのである。

 

処罰は免れたのだった。

 

ジョン万次郎もやっていたが、僅か45分の間で三人も詰めてやるもんだから、恐らく長かったであろうエピソードが三者共に簡素化されてしまった。

 

ジョン万次郎だけは違ったなと思う。

アメリカに助けられて上澄みの事を知った位で全てを理解した気でいる所にジョン万次郎の情けなさを思う。

 

幕府もアメリカとの交渉でジョン万次郎を交渉の第一人者として置いたのも、今でこそ考えてしまうと如何に後れを取っているか物語ってしまったな。

 

いざ臨んだ時、幕府側はアメリカの要求に対して、漂流者の救出と通商は別問題だとペリーを前にして突っ撥ねた所に矜持を感じたと思った。

 

ジョン万次郎よりも幕府の要人の方が交渉上手である。

ジョン万次郎はあれはアメリカのエージェントみたいなものに成り下がっていたんだな。

 

今で言う所の竹中平蔵辺りだろう。

しかし、簡保の宿に迄口煩く突っ掛かって来るのは、こいつは日本と言う国をなんかの地域としか見ていないのか?

 

鳩山邦夫が独りで抵抗する姿には感服する。

次の総理は鳩山邦夫で決まり!






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Last updated  2009.03.03 06:40:50
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