|
カテゴリ:カテゴリ未分類
最近のロシアの事が取り上げられていた。 経済成長著しいとは言うが、最低賃金は日本のそれよりも遥かに低く、男の平均寿命も60歳を下回ってしまってるのだそうな。 アル中が多くて、それで命を落とすからだと。 ロシアがアル中なのは今に始まった事ではなく、寒い地方だからこそ強烈な酒が必要なのであって、寒いから効率が落ちて、飲み過ぎて効率が落ちてしまうのと両方である。 ソ連時代の徹底した無神論教育で、今更神に靡こうにも時間がかかる。 但し、プーチンの東方正教会の利用によって教会の勢いは水を得た魚の如く増していったのである。 玉葱の教会があちらこちらに目立つ。 権力者には権威を与え、貧乏人には安堵を与える。 端から見ると、イコンに向かってお祈りする姿は奇異だ。 無神論の国が百八十度変わって神に縋る人々が多くなってしまった。 あれ程科学万能のソ連の教育が悉く否定された様だ。 結局金が生み出せないので、貧しい者は教育が受けられずに無知蒙昧の儘でいるしかない。 神様がいるのではなく、みんながいるからなのだろう。 ある無神論の科学者が入院経験あってから、心境の変化があったのか、教会へ通う様になったのだ。 別段神を信じている訳ではない。 困っているようなみんながいるから安心するのだろうか。 教会の神父は「疑う事から始まる」と言う。 カルトと世俗をごっちゃにする訳にはいかないが、オウムの幹部は高学歴の理科系が多かった。 ソ連時代はカルトも世俗もごっちゃにして全否定してしまったから、現在は悲しい結果になったのだろうけど。 プーチンが宗教にお墨付きを与えないと空っぽの心を満たすことが出来ないと考えたのだろうか。 ロシアには東方正教会の他にタタール(キプチャク汗国)由来のイスラム教、モンゴル人のラマ教があったりする。 もしもラマ教徒から大統領が誕生したら、ロシアはラマ教国家になってたかもな。 ダライラマがロシアで活動出来て、ロシアがチベットになる、てことも。 無いよなあ、そんなこと。 酒で溺れて人生駄目にした親父が教会を通して家族との絆を取り戻す事も紹介していた。 宗教で繋ぐって事はよくあることだが、これもなんか紆余曲折だ。 そんな簡単にいかないよなあ。 19歳の長女にもわだかまりがあって上手くいかないものだ。 お祈りしてる最中に下の小さい子が動き回るので親父が尻を叩くなんて場面もあった。 駄目親父でもやっぱり親父であることを示さなきゃならんのかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.22 01:27:43
コメント(0) | コメントを書く |