夜の内に颱風は過ぎてしまった。
しかし、全く日本を通り過ぎた訳ではないので、まだまだ気懸りではある。
昔は、夏に来たものだが、考えてみれば台風は秋の季節なんだよなあ。
昔は野分と言っていたそうだが。
台風一過の夜は夜空が透き通る。
星が煌めく。
都会は空が汚れているので例え晴れていても、星は霞んで見えない。
二十年前になろうか、剣道の帰りで空を見上げていたら星が空に鏤められていたのである。
オリオン座が都会でもはっきり見えたのである。
腰の帯に当たる、三連星が光る。
あの頃の空に戻れぬものか。
環境を保護するのは難しい。
しかし、弛まぬ努力で東京湾は嘗ての魚介類が住める迄に甦ったのである。
排気ガスを何とか出来ないか?
脱石油を大手自動車会社(豊田)が模索しているのだから、何とかならぬものか。
昔、煤煙がこの付近の空を覆っていたのだ。
環境保護がその頃喧しかったので、幾等か改善されたのである。
環境保護よりも、寧ろ生活空間の改善だろう。