清浄の草むら

テレビでは放送されなかったけど、ネット上ではひなたんの試合が観られた。

感想…。

はっきり言って、観れたものではない。

酷過ぎる内容である。

日本で放送カットして正解である。

寧ろひなたんの人格を守ったと言うところか。

コヒもアンディ・オロゴンとの酷い試合をカットしたのだ。

寧ろ、ひなたんがこれから先ヒールとして活躍すればいいのだが。

爽やか青年風だが中身はどす黒い。

これでは乙が毎回KOされる試合の方が増しである。

乙に至っては試合を興行の内だと思わずガチで取るか取られるかの空気読めない死合いをするからなあ。

ひなたんの対戦相手はザンビ（マイク・ザンビディス）。

身長差あるからミドルキックが相手の股間に入るのだ。

不可抗力かも知れんが、しかしこれが何度も続く。

明らかに狙ってる感じもした。

三度もザンビが悶え苦しむのである。嘔吐きながら。

一ラウンドから苦しんでいる。

二度目の金的攻撃は屈んで伏せようとしたら透かさず飛びかかって蹴りを入れるのである。

三度目には腕を挙げての無実アピール。

他も首絞めクリンチ。

投げ飛ばしたり、突き飛ばしたり、段々とコヒ化してくな。

意図的でないにしろ、判定に持ち込もうとした所でコーナーポストに攀じ登り舌出し勝利宣言。

仮令勝っても、相手を讃える事せず、其の儘素通り。

乙よりも険悪だ。

実は乙の方が真面目なんだけど、ひなたんは性格悪そうだな。

ファイトスタイルは城戸っちとの対戦から余り変わって無い様な気がする。

相変わらず正攻法に対してはがら空きでパンチを貰っている。

打ち合ったら負けとひなたん本人は言っている。

乙と対戦させてみたい所だが、打ち合いを好む乙の猛攻に耐えられないと見ていい。

来年の日本Tではコヒに代わるヒールとして君臨するか？

逆に新旧ヒール同士対決も観てみたい。

だが、恐らくひなたんはコヒを全力で潰しに掛かるだろう。

その恐ろしさを警戒してコヒはひなたんを避けるだろう。

一番籤を引いた乙の次に引いたコヒは乙を避けたのだ。

面倒だから、ではなく、リスクヘッジとして真逆の奥へ避けたのである。

そんなコヒは今回の試合でドラゴに何度もダウンを奪われていた。

もう、普通に闘える状態じゃないんじゃないのか？

減量失敗するし。

だが、来年の日本Tには出るのだそうだが、無理なんじゃないのか？

誰にも勝てる要素が見つからない。

一回戦敗退でそのままフェードアウトしそうである。

ザンビは可哀想に試合後のコメントが出来なかったそうだ。治療中だとの事。

ペトロはK-1を最高峰の格闘技だと褒めそやしたが、最低の格闘興行である事も間違いない。

劣化している。

乙やナベオが出るのも最早必然と言えるが、コヒやひなたんのファイトスタイルも最低ランクである。

ガチの試合を作りたかったのだろうが、プロレス化してゆく行程をまざまざと見せつけられるかの感じだ。

まあ、この様になったのも、魔裟斗が登場してからである。

魔裟斗に始まって魔裟斗で終わる、K-1の末路である。

K-1をオリンピック種目にしようとした工作はとてもじゃないけど、無理である。

採点もレフェリーも競技内容も怪しいからだ。