裏側とはいえ、観るに堪えそうもない試合だった。
クラウスは、相手が闘える状態ではないと判っていても、全ての試合が大事だと言っていた。
全力で挑むと言っても、やはりリング上でへたっている武田をまざまざと見てしまったのか、終盤では明らかに手加減をしていた。
何で角田(レフェリー)は危ないと判ってても続行させたのか。
理由は恐らく本人の口から語られるのだろうが。
結局この試合はドクターストップとなった。
試合から数日たって、武田は生きていた。
見た所、傷は引いてはいるがまだ痛々しい。
歳だから、完治が遅いと見える。
リング上でのウォーミングアップに、武田の前を通り過ぎる自演乙の姿が。
やはりコスプレ入場だとしても、念入りにチェックするのだ。
もう一人、渡邉一久の姿が。
みんな真剣である。
まあ、渡邉の場合はローが効いてしまったから試合ではそれを隠す為におどけていた様に見えたが。
なんか、この年は引退ラッシュだと言う。
乙にやられたHAYATOも引退をするし、魔裟斗の参謀であり自演乙を指導した大宮司の引退試合もあるのだ。
武蔵も地味に身を退いたし。
(武蔵の場合はもはや誰の目でも見ても明らかだが闘える状態ではなかった)
K-1も出来て16年か?
MAXに至っては10年である。
創設時から牽引して来た人間も歳をとる。
来年は抜け穴が増えるが、これを埋めるのが…。
自演乙になるのかなあ?