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カテゴリ:独断と偏見な時評
折角遅い冬休みを貰ったのに、この時ばかりに風邪引いてしまって勿体無い事をしたなあ。
それは兎も角、嘗てテレビのアンケートでこんな事を観た事あったな。 夫に内緒にしている事とは何かと言うので、色々とその妻と称する者から答えを募っていたのだが、浮気をしたとか、臍繰りを貯めてるとか、散財したとか、借金があるとか誠に下らない隠し事ばかりに辟易していたが、その中に気になる事が一つあった。
夫に内緒でガンダムのフィギュアを捨ててやった。
捨ててやった、というさも勝ち誇ったかの如く言いっぷりである。 確か昼の番組だったなあ。 どうせ主婦を対象とした番組だろう。
このアンケートに答えた妻は、どの様な気持ちだったのだろう? そんなにガンダムが嫌いですか?
自分ははっきり言ってガンダムなんて新旧共に興味無い。 プラモを売り付けんが為の広告アニメにウンザリする位である。 玩具コーナーのガンダムスペースを見る度に嫌気が差す。
だが、趣味を持ってたっていいじゃないか。 ガンダムブームが再興した理由なんて今更言う必要無いが、幼い頃プラモが買えなくて涙を飲んだ人が稼げるようになって、漸く手にする事の出来る嗜みではないか。
車も買わない、飲むかもしれんがどうせ発泡酒だろう。 高々数千円程度のガンダムプラモで満足してるんだからいいじゃないか。 何でそれを捨てようとするのだ? 見ていてうざいからか?
この妻と称する人は心が狭い人だなと思った。 少ないお小遣いで遣り繰りしてるんだから、それを捨てる理由て何?
しかしながら、この捨てる様な無慈悲な人は夫にどんな趣味を持ってほしいのだろうか? どうせ出て来ないだろう。 微に入り細を穿つ、を求められたら答えられないんだよ。
この無慈悲な人は自分にしか関心が持てないのだろうと思った。 自分に向いてくれ、自分にしか関心を持つな、こう言う人は常に自分本位。
お昼の番組はどうせそのような対象だから、他人の関心事には物凄く無頓着。 電車男の再来だろうか。 ドラマ版は角川やバンダイが協力していたから商品を無碍に捨て去る様な描写を避けていたが、本当はエルメスは酷い女。 脱オタを迫り、趣味を捨て去ろうとして、自分好みの男に作り替えると言う意図の下に製作された企画物である。
オタクが死んだ世界に残ったのは、今も燻り続けるバブル婚活女の残り滓である。 こんなに価値観が多様化して細分化して先鋭化して一つに纏め上げる事が出来なくなった世界で漸く、オタクと呼ばれる嘗ての時代では落伍者達の集団が認められる様になったのに、である。 それでも何故に妻と称する無慈悲な人等は、抗い続ける? 頑なに拒み続けようとする?
オタクと結婚したんだから、オタ趣味位認めてもいいじゃないか。 抑も、婚活相手がオタクしか居なくなったと言う究極の選択の中で、少しでも増しな方を選んだ挙句なのだろうが、イケメンだろうとキモメンだろうとオタクはオタクである。
因みに、吾郎ちゃんもGacktもガノタである。 オタクが気持ち悪いという偏見と刷り込みが未だあの80年代から引き摺った儘なのだろう。 オタクが認知されたのも、結局他の産業が頭打ちになったからである。 水樹奈々の紅白出場も宜なるものかな。
アキバのジーンズメイトは明らかに上から目線的な構え方をしてたな。 店員がメイド服ってなんだよ? 建物の看板には劇場版Fateの広告が…。 取り敢えず、一階にはキャラ物のグッズ置いとけ的な感じだな。 5、6階はそれじゃあカジュアルな服を置いて恥ずかしくない恰好をしときましょうね的なスタンスだな。 オーナーが、なんか秋葉をおしゃれスポットにしようと企んでいるが、これでは直ぐに潰れる。 前にも紳士服屋が出店した時にここでも書いたが、オタクは自らの立場を踏み躙り、否定しようとする者を許さないのである。 ドンキが来た時は潰れると高を括っていたが、どうやら地元の空気に馴染んだ様で何よりである。 それにしても、紳士服屋は半額セールをやっていたが、ずっとこのままじゃないだろうな? 上から目線は必ず痛い目を見る。
家電量販店の相次ぐ閉店、撤退も基本的にこの後からやって来た者達と大して立場は変わらんのだったろうなあ、今思えば。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.23 06:23:40
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