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カテゴリ:独断と偏見な時評
信成の事である。 お相手は中学時代の同級生なのだが、これが何と言っても出来婚なのだ。 あの顔で、まだ復学したとは言え、学生結婚である。 今年に入ってからのスケートの成績は散々なのに、ちゃっかりやる事はやっているのである。 あの顔で!! 秀吉の呪いが掛けられたかの様な顔しているのに、結婚である!!!
世が世なら、御殿様。 しかし、名前が無ければ銀盤を滑る事なんて出来ない。 今でこそ、美男美女が幅を利かす世の中だ。
明らかにあの錚々たるメンバーの中では華が無い。 明らかに場違いだ。
そういや、 当時身分では百姓、容姿は禿鼠と渾名される程の醜男で、手足は巨大に形容される程六本指だったという異形の人間が、天下取ったら全て自分の思い通りにしようとしていた劣等感丸出しの哀しき男、秀吉を思えば、気持ちは判る…。
家も容姿も信長に負けていた秀吉は、自ら天皇の直近になる事で信長を越えようとしていた。 実は、信長は容姿に関しては貴公子だったらしい。フロイスの証言では。 西洋風の肖像画も残ってるらしい。
500年も経ってしまえばあんなのになってしまうのだな。 それが身分制度が取っ払われた世界では、実力と外面のみが幅を利かすのである。 そんな中、技術のみでは決して上がる事の出来ない世界を、家柄も加えて出る事が出来たのだ。
残念ながら、この世は商業主義。 売れる要素のイケ面や美女で無ければ駄目なのである。 そこまで実力が有る訳ではないのに、何故かチョイスされる安藤美姫。
その安藤がメダル取れずに、余り目されてもいなかった荒川静香が金を取ったらマスコミが苦し紛れに持ち上げていたなあ。 そんな荒川はオリンピックで得点にもならないイナバウアーを披露して見せたのだ。 アマチュアの祭典であるにも拘らず、余裕ぶりを披露する姿は、正にプロの鑑。
調子に乗って芸能界入りするんだけどね。
荒川なんて、はっきり言ってしまえばザブングル加藤である。 圧倒的な技術を見せ付ければ、人々は平伏してしまうものだ。 外面すらを吹き飛ばしてしまう、技術。
佐藤嘉洋もペトロをKOしてしまえば認められるんだろうが、世の中そんなに甘くは無い。 金魚であるドラゴに負けた事がいまだに尾を引いてる。 ペトロをいつまでも捕まえられない儘だなあ。 取り敢えず、十連勝と言う手土産を携えんとペトロに辿り着けないんじゃないのか? 佐藤は技術以外は平凡なので何の取り柄もない。 技術を追い求めた男に支払われる付けは大きい。 逃げ場は無い。
さて、K-1の話題を出したが、今度のライト級の試合にイケ面貴公子の才賀紀左衛門と、上の前歯が全部無くなっている不っ細工なロートル戦士のファイヤー原田(≧▽≦)が対戦する事になった。 ロートルとは表現悪いが、見た目明らかにコントラストが出ている。 そしてこの試合は、イケ面貴公子が勝つ事になっているミスマッチ戦である。 不細工キモ面は勝ってはいけない事になっている。
元々、その名を表すが如くライトな層をターゲットにした中量級、軽量級を創設したのである。 女子供にさえ受ければ、技術はそっちのけで外面ばかりを登用して来た。 実力はそこそこあっても、イケ面であれば日本代表になれた。 HAYATOや、( TAT)、ゆーや、城戸、ひな玉…。 初期の頃はヒールでも魔裟斗は外面でも押し切ってたなあ。 最近では中島弘貴なんかはそれに当たるな。 実力はそれなりにあるんだけど。
佐藤は、対照的だな。 顔はイマイチ、そして暗く凡庸である。 佐藤がしゃっつらのみを嫌うのがなんとなく解るな。華やかな魔裟斗が嫌いの様だし。
そんな外面のみの世界を打ち破ったのが、自演乙である。 顔ははっきり言って中の下である。 しかも気持ち悪いと形容されるオタクである。
二元的な世界では、陽に明るく陰に暗く、輝く美に対して燻ぶ醜、真っ白な善に対して真っ黒な悪。 世の中の価値観からすればオタクとは正にこの後者に形容されるものだ。 今迄、真善美を追求する傍ら、こうしたものが追い遣られて来た。 エントロピーの増大とも言うべき、排除されたオタク達が個にして全となろうとしている。
外面、見てくれがもう通用しなくなっているのだな最近思う。 佐藤は乙が魔裟斗みたく感じる様だが、属性は佐藤と同じ。 乙は魔裟斗になれないと言っているのだ。 乙はコスプレしないと注目なんかされない。 しなければ唯の気持ち悪いオタクである。
そうした中で、じゃが芋みたいな顔の菊野がイケ面に勝ったり、B系な選手(廣田)の腕を圧し折る爬虫類みたいな青木、ハンサムなピーター・アーツを地に捻じ伏せるゴリラ顔の京太郎、イケ面のHAYATOをノックアウトさせるキモオタの自演乙などが出て来た。 最近ではイケ面貴公子の中島を乙がぶちのめしてしまった。 本来ならテレビに映してはいけない様なキャラが実力のみで勝ち上がってしまうのである。 実際、テレビ的には中島やゆーやを推す方向だった様だ。 しかし、当てが外れてしまった。 イロモノ一発屋でキモい乙がそれこそ『申し分のない実力』で勝ち上がってしまったのだ!
イケ面だけでは無理なんだね…。 ヘビーの方の堀啓は、背も高く顔はそこそこ良い方だった(この世界ではイケ面)のに、余り大した事無くて、結局は使い物にならなくなってしまった。
男の生涯独身率が16%と出てしまったが、実力を身に付けさえいれば何とかなるさ。 仮令、結婚出来なくとも。 それが目標でなくとも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.04.15 04:10:52
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