内容は、すごいよ!マサルさんに代表されるうすた京介の世界だなと思った。
最底辺を基準とした、彼等の一所懸命な物語である。
ネタばらしになるので、此れ以上の事は言えんが、自分の中では今年一番の映画だなと言える。
ただ、勘違いしてはいけないが、弱者の視点に立ったと言うが、見えない所で抑圧されてる人間の事を言う。
24時間で出る様なのではない。
弱者についての考察なら、小浜逸夫の『弱者とは誰か』や小浜と櫻田淳の『弱者という呪縛』、そして最近の乙武の考え方を参考にすべし。
小林よしのりの『差別論』、『脱正義論』なんかも良いだろう。
山野車輪の『嫌○○』シリーズ、『若者奴隷時代』を読む事で弱者の位置付けを知る事が出来よう。
気分が滅入る様な作品でも、丸でパンドラの匣。
希望が無ければ、世界は破滅する。
NHKにようこそ!もいいな。
後は、新劇場版ヱヴァンゲリヲンも文句無し。
さくらももこの『ちびまる子ちゃん』、『コジコジ』も、駄目人間、弱者、厳然たる差別、これを考察する上で、上記の作品、評論は欠かせない。
勿論、永野のりこの『みすてないでデイジー』もいいんだけど。