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カテゴリ:アニメ感想
話はサクサク進む。 まあAKBは競争原理の小さな社会だと言われてるなあ。 おかっぱ頭の少女は前田敦子を目指すのかね? 事件に巻き込まれるもライバルは自分が居ない方が競争が少なくて済むと言う。 そこでAKBの正規メンバーが正義の味方宜しく馳せ参じて事件を解決。 アニメも良く出来た話。 現実も良く出来た話。 秋元が実際に筋書きを書いているんじゃないかとさえ思えてしまう。 前田敦子卒業までの筋書きが出来ている。 始めから最後迄、全て典型的。 謂わばプロレスの様な筋書き。 それに納得する者もいれば、納得せずにプロレスから離れる者が殆ど。 プロレスは演劇である。 リングの外はガチだが。
ガチの世界を見せたらどうなるか、何もない不毛の状態が横たわっているだけ。 ガチを標榜して行った挌鬪技はどうなったか。 予め将来設計が施されたアイドルなら、ストーリー(駅から駅への間の路線)はどんな道を通っても結構である。 舞台が晴ならば日常は褻である。 唯強さだけの意味に帰結させるのなら、もう彼等のストーリーは無意味。 挌鬪家の個性は削がれて行くのが自然。 単なる肉塊が打つかって踊るだけ。 個体がぶつかるだけで最早意味など何もない。
人って自殺本能が働くのだなと思う。 アポトーシスは、胎児の頃の記憶である鰭の細胞を成長と共に消し削ぐ働きを有する現象。 植え付けられた意味を無化させるのが出て来る。
何故、滅ぼそうとするのか。 あらゆる意味に突っ込んで、無化させる事に血道を上げてる人は、彼らの人生の意味に何を見出すのか。 心は死ぬ。 何度も言われるが、彼等の価値は一つなのだ。 あらゆる価値を否定し、無化させたその先には彼等の大切な物だけが残る。 聖域である。 それがどんなものかは判らない。 大体、残ってる物だ。
さて、卒業してしまえば彼等は秋元の筋書きから離れる。 強烈なシナリオライターから離れた人間は殆どその影を見ない。 努力と片付けてそれで事足りれば皆成功する。
みーんなそれに乗っかるだけなんだよねえ。 だから化けの皮が剥がれる。 アニメの襲名キャラは殆どがテレビタレントばっかり。 後何年したら、彼等が残ってるか。 残念乍殆ど残らないだろう。 プロレスのリングの如く、その中で物語を紡ぐが良い。 AKBの猪木は居ないのか? 猪木は枠を飛び越え、世間を巻き込んだ。
残念乍、誰も居ない。 AKBという枠でしか居られない。 AKBが世間を飲み込むと言う事をしてるが、大体は無関心か嫌いかである。
AKBを辞めて前田敦子がどこまで突っ走るかが前田の真骨頂だろう。 秋元よりも頭の良い、そう言うのが居るかね? 真希波・マリ・イラストリアスの様に大人の考えを凌駕した恐るべき子供がいるか…。 案外、前田敦子だったりして。
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Last updated
2012.05.20 11:38:20
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