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2012.08.18
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ゴー宣道場のテーマのイジメの前篇的な感じになるが、認可された虐めについて考えてみる。

2ちゃんねるで言われる事だが、ボクシングでは減量したことで頑張ったね、苦労したね、世界取ったね、偉いね、素晴らしいねと言われるが、上の階級には挑めないから自分より軽くて小さい選手を虐めてるだけに過ぎないのだと。

言われてみればそうなのだ。

井岡が世界取っても結局最軽量なのだから感動も一入。

村田が金メダル取ってもミドルだから、じゃあ増量してヘビーに挑んで下さいと言われてもやらんだろうし、プロ転向してそれこそミドルのベルト取って下さいと言われてもやらんだろう。

そうなるとゲンナリするんだよね。

幻想はもはや無い。

K-1から転向したきょたろの方がまだ希望が持てる。

抑々競技の上に則ってる訳だから、パンチのみで殴り合うのも変な話だよなあ。

競技だとか、階級だとか、八百長だとか、それに倦んだ人達って昔からいるのだと思う。

そうやって出来たのがPRIDEだったのだと思う。

ヴァーリ・トゥードとかって言われてて、それを持って来たんだけど結局シュートから脱し切れないプロレスの儘終わってしまった。

下手したら、2000年以上前のコロッセオの様に、あれこそ武器持って殺し合う「競技」(実際は現代と変わらず見世物)だった訳で、ボクシングも古くは何でもありだったらしい。

それが色々と削がれてパンチのみのルールになったみたいなんだと。

競技になればしょっぱくなるのだ。

競技になれば必ず八百長が出て来る。

見世物に特化してった挌鬪技は、客の嗜好に合わせて単純化して合理化してった結果ボクシングに辿り着く。

解り易いし。

 

それこそ競技になると体格差で不利になるので階級とか言う既得権益が設けられるのだろうけど。

そうやって出来たのが、日本人に合った軽量級のベルト総取り。

幻想から目が覚める。

他の競技の模索としてプロレスが出来る、K-1が出来る、挌鬪技が多様化する。

先鋭化するとやっぱり何が強いかと疑問を持ち始める。

それで実現したのが猪木の異種挌鬪技戦だったのだろう。

昔の人はよく考えた。

ヴァーリ・トゥードからMMAになるのだが、異種挌闘技が体系化するとやっぱり体が小さくなるのだな。

やってることはボクシングの弱い者虐め。

実力が伴わないと自分が階級を下げるのだ。

 

武道やスポーツが人間の人格を陶冶したり涵養したりするのかね?

弱い者虐めを(国が)公認してる以上多分これは無くならない。

K-1が人気あったのは当初は無差別だったからである。

強い者が差別なく戦って行く様を子供が憧れるのだ。

 

自分よりも強い相手に立ち向かうのは、尊敬の眼差しを得る事が出来るのだ。

アンディ・フグが尊敬されてたのは、K-1ファイターにして(空手家でもあったけど)小柄ながら強くてデカい人間に立ち向かうからである。

ミノワマンも似た感じだったな。

 

自己犠牲が正義の象徴で、民衆から尊敬される証である。

一般人達は、弱い者虐めしかしてないと肌で感じ取ってるから、挌鬪技には見向きもしなくなったのだろう。

亀田一家が皮肉にもそれを体現してしまった。

挌闘技ブームに止めを刺したのは亀田一家や石井慧である(背の高かった佐藤嘉洋に青木真也も)。

自分よりも弱い者しか相手しない。

 

あんまり調子乗ってベルト取るとポンサクみたいな強い選手とぶつかる事もあるから、逃げるのだけど。

 

乙が殴り合いでは不利と解ってるにも拘わらずザンビに挑んだのはそれが強さの証と判ったからだろう。

K-1の真髄は強い者に挑む事である。

魔裟斗のようにボクサー相手にローでしばいて勝利するようなものでもない。

 

挌鬪技ブームに花開くのは、弱い者虐めをしない選手が出ること、自己犠牲の塊の選手が出ない事には始まらない。

皆保身だらけだから、不可能なんだよなあ。 






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Last updated  2012.08.20 03:51:48
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