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カテゴリ:毛ー1と夢と挌鬪技
桃の節句とは僥倖なり。 UFC JAPANの事なんだけどね。 会場はたまアリ。 要するにPRIDEの看板を持ってるのはZUFFAのUFCなのである。 しかしこのUFCも意地が悪いな。 持ってる癖にPRIDEと言わせない。 「誇り」で濁してる。 現実に要らないと言われて放り出された旧DSE(ドリームステージエンターテインメント)スタッフが日本で未だ這い蹲っているからなのだろう。 仕方無くDREAMと言うイベント会社の名前を引き継いだ興行を五年程打って来たが、親会社のFEGが倒産しちゃってRE(リアルエンターテイメント)は活動休止、拾われたところは外資のキック団体だった。 日本のメジャー挌鬪技興行はUFCに遠く離れて往くのだった。 REALでは外資に買われ、テレビでやるような挌鬪技はTBSでやるスタッフ相撲に迄落ちて行ってしまった。 この番組ではシウバとサクちゃんが対談してて同窓会然としてたなあ。 PRIDEが地上波から消えて七年だもんなあ。 五味ですら過去の話と割り切る位だ。 視聴者や一般人にとってはPRIDEの儘止まっているのだろうけど、選手は次の試合があるので一々過去の試合の事なんか覚えていられないのだろう。 思い出は遠く過去へ。 北岡ですら(戦極で)五味に勝った事も過去の話としている。 過去の栄光では食えない事を皆解っている。
煽りV的な映像だったが佐藤大輔に作らせたんだろう。 サクちゃんや柴田が新日に参戦した時の煽りVも佐藤が作ったのだろう。 「DREAM」GOES ONだもん。 PRIDEに関わった選手の戦う舞台の経歴を記してたが、PRIDE~DREAM~新日本プロレスだったり、PRIDE~DREAM~ONE FCだったりと彼等にしてみればやっぱり過去の話なのだ。 ヌル山はPRIDEとは関係ないのにちゃっかり出てたな。 デイナ・ホワイトに気に入られてるから縦令負け越してもテレビにも出られるし、試合にも出られる。 五味もシウバもUFCに出てからそんなに成績は芳しくない。 それでもリリースされないでコンスタントに試合に出てる。 小見川道大もリリースされちゃったしミルコも結果的にリリースされたが長い間出てたな。
自称最高峰と雖も興行が中心だから差が出るな。 青木は五味と触れることはないと言ってたが、遠く昭南島の興行だもん。無理だろう。 川尻はあると言ってたが、リリース組の小見川を完封したから、若しかしたらUFCに出られるからそういう事を言ったのかも。 とは言ってもさ、川尻はフェザー級なんだよなあ。 片や破拳王子の廣田瑞人はSFで負けてもUFCに出られるのだ。 廣田には三団体のベルトを獲得した実績があるからそれを買われたのだろう。 でもその廣田は階級落として参戦。
菊野の目標を追った動画を観た。 世界王者を目指すと言ってた菊野はプロレスに参戦する…。
テレビ放送してたのを動画にうpされてたな。 志は高く見えるが現実的には上を目指す環境がなくて常に這い蹲ってる感じに見えてしまう。 本人に実際に動こうとする意志がないのだから 、こうやってグルグル回っている。 折角の大晦日参戦を無駄にしそうだったので菊野に発破掛けて自覚を促そうとした積もりだったが、駄目だった。 期待は外れた。 プロレスに参戦するからではなく、メディアを巻き込ませようとする意志がない。
今となっては菊野への関心はない。あったとしても貧乏人のカルピスよりも薄い。 菊野は最初で最後のUルールでの試合と言ってたが、多分今後も継続するだろう。 メジャー挌鬪興行が消滅してるのに、しかも殆どの三十代の選手が妻子持ちなのに全てを捨てて上目指すと言う狂気な事を出来る訳ない。 菊野は現在1DKのアパートで暮らしている。 子供だって後六年もすれば小学校だ。 菊野の様な超不安定な挌鬪興行で家族を食わせられるのか? 子供に掛かる教育費は1000万である。
興行主の道楽でしか生きて行けないのに、数ヶ月に一度しかないような興行では息が詰まる。 UFCも菊野に関心はあるのか? 北岡ですらUFCJAPANは招待じゃなくてチケット買ったらしいではないか。 大晦日では北岡はTKO負けだし、菊野に勝っても海外は遠い。
海外では恐らく空手家がプロレスに参戦しているという感覚しかないだろう。 どうせベルトが遠いのなら、シュートボクシングに出たり、GROLYに出たらいいのに。 打撃で総合ルールに勝たなければ意味ないと佐伯に言われてるのかも知れないが、その拘りが却って足枷になっているような気がする。 乙は自由だな。 プロレスだったりキックだったり総合だったり。 乙のオヤが佐伯でもあるのだが、縛りに拘ってないな。 乙は基本的に挌鬪技そのものを盛り上げる事だから。
しかし、考えように因ってはUに出た後でのファイトスタイルを買われてIGF参戦を果たしたら海外での展望も有り得るかも知れない。 乙ならそれは絶対に拾う事だろうが、菊野はこれっきりと考えてる以上未来を閉ざしてしまう。 現実的にメジャー挌鬪技興行を打っているのはIGFだけなのだ。 テレビ放映(BSだが)もあるし、一応プロレス、U系ルール(IGFルール)、MMAルール、キックルールもあってちゃんぽんだがそれに間借りする他ないんだよなあ。 対戦相手無くなって試合に出られなくなったタカ・クノウの相手してやれ。 定アキラも対戦相手いなくなりつつなるな。 十番勝負なのに同じ選手と対戦するんだもんな。
DEEPには出られるだろうが、北岡には遠く及ばないからタイトルは無理だし、何れやれんのか!三羽烏の石田光洋のような選択肢を取らざるを得なくなるだろう。 何でこうも分り易い未来が待ち構えているのだろう。 一見奥さん物分かりが良くて献身的であろうが、それが耐え切れなくて現実が牙向く日も近付くだろう。 古木克明は夢を追い続けた結果離婚させられてしまった。 夢を語れるのは独身で居られる時と勝ち続けて居られる時しかない。 負ければ掌返しするのはファンだけじゃないのだな。 一番間近に居る奥さんこそがその対象である。
さて、乙はどうだろうか。 ロスマレンから総合ルールでやろうと言って殆ど確約の状態だが、菊野に負けてるのに丸で勝者だな。 乙も総合格闘技への転身を去年の頭に宣言したが、この時は手の骨折ってるから思うような練習が出来なかった所為もあって中々参戦出来てなかったな。 ボルト取って何時試合するのだろう。 来年も間に合わないだろう。 良くて再来年か。 あ、UFCの話ね。 挌鬪技自体は体制が整いつつあるが、地上波再興迄漕ぎ着けるか。 不思議なのはIGFがどうせミノワマンや石井慧がUFC目指そうとするを解っているのに彼らの為に査定試合を組ませたりして寧ろ協力的なのだ。 IGFに取っての至上価値は猪木の遺伝子を引き継ぐ事だから看板選手を手放さない訳じゃないんだよなあ。 実は挌鬪技の最高価値は…。 猪木の遺伝子>UFC>K-1>IWGP>その他有象無象のタイトル。 ボクシングは別次元だが。 然し上四つってどれも猪木無しでは成り立たないタイトルばっかり。 UFCも初期は異種格闘技だし猪木の流れからUでPRIDEと成り立った訳でそれをUFCが吸収したから完全に猪木の遺伝子が混じってる。 K-1も空手を祖とした打撃系だが猪木テイストの異種格闘技を採り入れて興行として成り立たせているのだから紛れもなく猪木イズム。 今K-1が可哀想な状態だから是非共現代格闘技開祖である猪木の下に還って行く事を冀う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.17 06:57:01
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