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カテゴリ:自己免疫性肝炎日記06年4月14から
病院で肝臓病教室があったので行ってきました。 題は「検査項目の見方」 今回は若い先生ですごくゆっくり丁寧に基本を話してくれました。でも眠かった AST,ALT,ALB、γGPT、CHE、TbiL、血小板、PTなどの基本的な項目についての説明。 基本は肝臓は4つの働き(製造、解毒、貯蔵、胆汁製造)をしている。 それぞれを見る項目がある。 AST。ALTが高いのは=肝機能が悪いと言うことではなくて、 肝臓が壊れている程度を表している。 AST(全て上がる・・・肝機能だけでなくいろんな炎症でも上がるのでSをヒントに覚えたそうです・・先生が学生のとき)、 ALT(Lがあるのレバー・・・肝臓が壊れると上がる)の数値は肝臓が壊れているときしか上がらない。 胆道系酵素の見方 ALPで胆管細胞に問題があるか、胆汁の通り道の胆管の障害か、見るそうです。 γGTPでアルコールか?胆汁うっ滞、脂肪肝を見る。脂肪肝はエコーですぐわかるそうです。 後は代表的なT、bil(総ビリルビン)3以上で体が黄色くなり、みかんの食べすぎなどと違うのは白目が黄色くなること。 肝臓の合成能(これが大事だそうです) 肝硬変になっても合成能に余力があれば良いそうです。 アルブミンAlBは肝臓の合成能が低下すると作られなくなる。(低アルブミン血症) アルブミンは体の水を血管内に引っ張ってくる働きをする。 アルブミンが少ないと、体に水がたまり、腹水やむくみを引き起こす。 アルブミンを体に入れるか利尿剤を使うことで、体の水分を血液の中に引っ張り込んでおしっこで排出させる。 どうして静脈瘤ができるのか、血小板が少なくなるのかわかりました。 肝臓が硬くなると、門脈(小腸から来る血管)から肝臓に血液が行きにくくなり、逆流を起こす。 そのことを門脈圧亢進症という。 逆流すると、すぐ横の脾臓に血液が行き、脾臓が大きくなる。 脾臓は血小板PLtを貯める働きをするので血小板がたまって、血液中の血小板が減少する。 PT(プロトロンビン)血液凝固に関する因子で、急激な肝障害にも鋭敏に反応する。 血液が逆流することで静脈瘤ができる。 ChE(コリンエステラーゼ)栄養の取りすぎで上昇、肝臓の合成能低下で下がる。 肝硬変か見る指標のひとつ。 肝硬変の重症度は肝臓の残された機能で見る。 血清ビリルビン、血清アルブミン、腹水、脳症、プロトロビン時間で点数化し判断する。
解毒能、分解能を見る、NH3アンモニアやICGR15(検査の名前) 基本的なことを知ることができとても参考になりました。
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