今日のテーマは「肝臓病との付き合い方」
講師=私の担当医が
「外来では時間があまりとれず、日ごろ疑問に思ってることが解決できる場になればよいと思って始めた肝臓病教室が27回目になった」と。
この話を聞いただけで、本当に良い先生に出会えたなと言う気がまたしてもした。
内容は、肝臓病の主な原因、
血液検査の盲目、
良く使う薬、
画像検査
最新の治療あれこれ。
※3年前からペグインターフェロン、5年前からB型肝炎の新薬発売で肝臓病の治療はすっかり変わったので、古い本を読むと誤った理解をすることがあるので注意が必要と。
肝臓がんの治療も8年前くらいからラジオ波焼灼術が普及
生体肝移植
※1年半前から健康保険対象になった。全国で4000例。
10年前は海外で5000万かかった。
今は医師も生体肝移植という選択肢もあると説明する時代になった。
生体肝移植のドナーの条件
※国内では1名ドナーが死亡した。海外では14名。ドナーの手術に伴う合併症15~20%
二親等(3)以内、または配偶者。
20~65歳程度
血液型の一致または適合
心身ともに健康なこと
提供の意思がはっきりしていること
日本臓器ネットワークに登録している脳死移植希望待機者は10月2日現在で123名
余命1年以内で80%近く
臓器提供者が少ないのが現状
特定疾患治療研究事業
国では原発性胆汁性肝硬変のみ。
北海道と長野県だけ独自で(いつまで続くかは不明)
B型,C型肝炎の一部と肝硬変肝細胞癌(月インターフェロンや抗ウイルス剤で8万かかる)
そういえば特定疾患の認定PBCで届きました。
◎セカンドオピニオンとは医者を変えることではなく、担当医と良い関係を保ちながら複数の医師の意見を聞くこと。特に癌などは積極的に行うと良い。
「遠慮なく他の先生の意見も聞きたいと担当医に申し出てください。」
最後に質問で「子どもがB型肝炎の母子感染で二日に1度の注射に通っている。病気と付き合うのにどんな心構えが必要か?」と。
答えはB型肝炎の話は次回のテーマなので次回に。
生まれるときからの感染や、知らずにウイルスに感染していたり、肝臓病も人それぞれ。
自己免疫性肝炎も少ないけど肝臓病の中のひとつだなと改めて思った。
「80.90歳になっても日常生活ができる余力が残る肝臓でいられるように治療していくことを考えています。肝硬変になってもすぐに肝臓が機能しなくなくなるわけではない。肝硬変にもたくさんレベルがある」との説明を聞いて、肝硬変=肝臓が機能しなくなるという誤解をずっとしていた自分。そして肝硬変になってるのではとおびえていた自分。
前の医師は聞いてもはっきり「なってません」て言わず困った顔しかしなかったから余計不安だった。
盛りだくさんで、一つ一つについては詳しい話ではなかったが、信頼できて、頼りになる先生でよかったと改めて安心して帰ってきた。
まさか転勤なんてないよね?と思いつつ。