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2006/10/04
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カテゴリ:住いの情報

しばらくぶりに建築情報を書くような気がします。

10月になり衣替えの季節。お家の衣替えもしなくちゃならない時期ですね。
そこでネットサーフをしていた所、インテリアと家具のサイトで、参考になるサイトを
見つけたのでご紹介しがてら、どうしてこのサイトをご紹介しようと思ったかを
ちょっとばかり、私の視点でお話します。

 



家具ならルームズ大正堂
というキャッチコピーのサイトですが、HPの中身は結構充実してます。
それにこの会社に注目したのが、建築工事も手がけていること。

家具屋が建築屋?か 建築屋が家具屋を?という順序、(鶏と卵の関係かなあ・・)でいくと
この「家具ならルームズ大正堂」さんは家具からスタートして、建築業を始めているようです。
二束のワラジみたいな表現をしてしまうようですが、実際、この2つの業種は
密接な関係にあります。どちらかに携わっていると、必ずもう一つの業種を熟知していないと
インテリアから家具を、家具からインテリアを説明することが難しくなってきます。

そこで私のいつもの例、のお話。

以前私が設計施工した住宅で、カーテン工事は別途というお宅がありました。
カーテンレールの下地の補強位置を明確に知っていなければ、カーテンレールは
むやみやたらに壁にビス止めすることはできません。
だからと言って補強安全のために建築屋がカーテン工事のうちカーテンレールのみ
工事範囲に含めて受注してもカーテンのデザインにより、一概にアルミブロンズのW、
とかいうようなレールを取り付けるわけにもいかず、いつまでもこの工事部分で工事が
終らないなどという結果になることがあります。そこで別途工事にしたほうが工事的には楽
なのですが・・・。

でも、実際は、建築工事よりカーテン工事のほうが手離れがいいので、工事としては
含めたい工事項目ではあります。

お施主様の知り合いに、カーテン屋さんがいるということでその部分は別途になったわけです。

ところが、このカーテン屋がいけなかった。
建築をまったく知らない。。。。壁の石膏ボードが12.5ミリの厚さなのに、レールを取り付ける
ビスの長さは10ミリ以下。。。素人でも知っていることだと思うのですが、、、、、
その長さのビスでカーテンレールを取り付けていきました。

そりゃ、落ちるわな・・・・・

お施主様が朝一番の電話をよこす。引渡し間際の施主様からの電話が吉報のはずは無い。
なんじゃろ??と、思い当たることを頭にいろいろ浮かべて電話にでると、
「夜中にリビングでドサっといったので、驚いて飛び起きたら、、、、カーテンが
カーテンがレールごと落ちて、、、落ちて、、、どうしたらいいか、、、」

お施主様には悪いが「天井が落ちなくてよかった。。。」などと不謹慎なギャグを
心の中で思い浮かべながら(カーテン屋だな・・・)
「これからお伺いいたしますがご都合は?」

    建築の命は、引渡し後のメンテナンス 
これが建築屋時代のモットーであります。
引き渡してからのトラブルに対応できないなら、建築屋を名乗ってはいけません。
これはどんな商売にも通じると思うのですが。


大体トラブルの原因の予想はついていたので、おじさん、あわてず、騒がず、
見て、呆れた。。。。
普通は下地の箇所を勘違いしてレールを取り付けたトラブルが多いのですが
これは、ビスが短い。

これじゃ下地がどこにあってもカーテンレールは、石膏ボードにしがみついてるだけで
時間がたてば、おちますわな。

ところがこういうときにお施主様に理由を説明してもご理解いただけない。  なぜか?

ミスをした業者がお施主様の紹介だからであります。

私たちだって責任転嫁でカーテン屋の施工不良を説明しているわけではありません。
事実を申し上げているのですが、ご理解いただけない。というか、理解したくない。のでしょう。

そんないろいろがあって、問題のにっくきカーテン屋が到着。
私は、レールの補強下地として、間柱(まばしら)105×30を使用しています。
詳しいことは省きますが、カーテン屋に間柱105見付けで下地取り付けてます。
とご説明したのですが、
「はあ、ちゃんと取り付けているんですが、本当に下地あるんですか?」

と、またもや、短いビスを壁に埋め込もうとしている。  ひっぱたく!(きぶん)
顔は少し引きつりながらも、一番の笑顔で、「そのビスじゃ無理でしょ」とわたし。

「いつも、これでやって問題ないんですがねえ」 2度目ひっぱたく!(きぶん)
(うそがバレバレだろが!)(やったことがないから、こうなるんじゃろうが!!)
施主の奥様はもう泣き出しそう。だって、私、ブチギレそうな顔してましたから。

で、後でどうなるかはわかっているのに、カーテン屋のいう通りにまた取り付け。
翌朝、また奥様からお電話。
何事3べん。同じことを3回やらにゃわからん。また夜中にレールが落ちた。

で、結論。・・・・どういう結論だと思います~~~??

建築屋が下地を入れ忘れた。。。。。と言う結果になったのでございます。


世の中こういう不条理がまかり通るのです。建築屋はいつも悪者です。


この話から、インテリアと家具は深い関係があると言うことがわかっていただけたでしょうか。
今回はインテリアでもカーテンの話を書きましたが、家具でも同じことが言えます。
テーブルクロスにビニール製を使えば、通風が悪くなり、テーブルの天板にいろいろな
トラブルが発生します。変色したりゆがんだり。です。

原因がきちんと正しくわかれば、対処も早く出来ます。

家具ならルームズ大正堂
大正堂さんのショップサイトは
家具の通販ならルームズ大正堂

このどちらでも、家具のメンテナンスや、取扱方法をHPで丁寧に紹介しています。
家具を売るだけのページではなく、いろいろと説明している姿勢を拝見すると
買ったあとでのメンテナンスなどもきちんと考えてくれるような会社のような気がします。

HPを見てなんとなくそう思ったので、ここでご紹介しました。


??カーテン屋とのトラブルですか??
カーテンの取り付いているその壁面をボードまで全面撤去しました。見ろこれを!
こっちも意地です。費用の問題で原因がはっきり出来ないなんてことは、ありえな~い。
復旧費用はカーテン屋に倍額請求をいたしました。

 






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Last updated  2006/10/04 04:17:53 PM
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