ご訪問いただいている皆さんへのお返事書きをおろそかにしていたので、
まとめて、カキコしてこようとあちこちご訪問をしていたら、吹雪深雪さんという方の
ブログを見つけました。
個性的な表現で、「悪いのはアンタなんじゃないの?」というメッセージを発信
されているのを読んで、最近そういうの多よねえ。。。と、共感。
買物に行って、売場の状況を指摘する母親
「こんなんじゃ、子供が怪我しちゃうじゃないですか!」
自分が買物に夢中になって子供のことほったらかして、で、子供が勝手に
うろちょろして、顔をぶつけて怪我したら、店の安全管理を指摘する。
原則「子供の手を離すんじゃねえ!」ということを棚に上げている。
悪いのはあなたなんじゃないの?ということを、比較的辛らつに書いている。
最近は、そういう親が多い。
スーパーの駐車場でヨチヨチ歩きの子供を先に行かせて
「○○ちゃ~~ん、そっち行っちゃ危ないわよォォ」と言いながら、相変わらず手も出さず、
子供の前を車が、遠慮しながら、ソロソロと避けていく。
遠慮している車があるうちはいいけど、同類の母が、我が物顔で
スーパーの駐車場を、鈴鹿と間違えているんじゃないか!?と思うほどの
勢いで、走り抜けていく。。。。。
こんな地獄絵図。あなたは目にしたことがないですか?
人間は危険と恐怖を想像できるから、生き延びられる。
お化けが怖いから、暗い所に行かないから、事故にあわないのだそうです。
怖いもの見たさ、というのは、その怖さの後ろには「安全」があるから行けるのだそうです。
今の、一部の若い人たちには、この危険回避能力が欠如しているような気がしてならない。
だから、考えられない事故がおきる。
事故になってしまった時点で、被害者と加害者が生まれて、被害者は
弱者となって、加害者を訴える。
舗装していない道路で、石ころに躓(つまづ)いて転んで、ひざをすりむいたら
「石に注意して歩かなきゃ、怪我をする」ということを教えるのが親である。
道路の整備状態を役所のせいにして、役所を訴えることなど、考えもつかないこと。
昨年、お菓子屋さんで傷んだ商品を販売し、消費者センターに苦情がいき
保健所から査察が入って、営業自粛をさせられた菓子屋さんがわが町にあった。
そのときふと思った。
傷んだ食品に気が付いたとき、いきなり消費者センターへ行くだろうか?
まずは、買ったお店に連絡をする。
最初のアクションは多分、いや、きっとそうする。
自分の買った食品を新鮮なものと取り替えてもらうことは当然ですが
傷んだ商品をそのままにしておけば、他にも買ってしまう人がいるはずで、
その人は、ついうっかりで、口に入れてしまうかもしれない。
被害の拡大を防ぐためにも、まずは店に連絡をするのが当然。と、思う。
どうして、相手の立場や、他の回りの人たちのことを考えた対処方法を選択しないのだろう?
悪いのはあんただから「訴えてやる~~~」。。。。その前に。。。。
いじめの問題も、いじめるやつが悪いのは当然だから、いじめるやつらを
「注意」しなければなりません。
いじめられるやつが悪いなんてことは、絶対にありません。
「僕がみんなと違うから、だからいじめられるんだ」などということは、絶対に
ありえません。
弱いものをいじめる、自分に歯向かえない、無抵抗なやつだけをいじめる
虐待する。こんな卑怯な卑劣な行為に正当性なんてありません。
ある先生がTVで仰ってました。
いじめられたら、親に相談しなさい。なんて無理なんです。
親に相談しないことが「自我の目覚め、自立」なんです。そんな奇麗事で
いじめなんて発見できませんよ。
逐一親に相談している子供がいたら、逆に怖いです。
周囲の大人たちが、アンテナをきちんと張っていないと見逃してしまうのがいじめなんだ。
アンテナを張らなきゃいけない親たちが、アンテナを張ることができない。
危険回避能力の欠如。
ベランダの手摺はどうして縦格子?
横桟のデザインにすると、その桟に足をかけて登れるわけで、子供は
特にそういうところを見つけて上ったりするのが天性です。
障害者用のスロープは安全か?
下りでは滑って転ぶ危険性があります。スロープはあくまでも
車椅子用に使うべきです。
いろんな危険が世の中には転がっています。
怪我をすることで、危険を回避する能力を身につける事だってあります。
鉛筆をナイフで削るのは危険?
では、家庭科で包丁を持ってはいけないのでしょうか?
訪問先のブログが当たり前のことを書いていらっしゃったことに感心してしまった
自分を反省し、大人がきちんと言うこと言う。ってことを再認識した今日でした。