12年前の朝。TVで地震のニュースを流していたのを見ていた。
倒れた高速道路からバスが落っこちそうになっている。朝のニュースで死者8名・・
出掛けに画面を見ながら、こんな大きな地震で死者8名はある意味で、「よかった」
と、思っていた。
6000人を超えていた。
あれから大きな地震は何度か私たちを襲っている。
私もかつて仕事柄、応急危険度判定士という認定書をいただいた。
でも、何か対策してますか?
大きな台風や、大雨の災害のとき、がけ崩れで埋まってしまった家をニュースで見る。
あんな所に住んでいたら、がけ崩れに遭うよね。。。。。と、思ってしまうのだが
そういう危険箇所に住んでいる人たちは、まだまだ大勢いる。
その人たちに、何か対策はしていますか?と、聞くことは愚問である。
がけ崩れの起こりそうな所に住まない事が安全対策。
では、危険だから、、、引っ越すことは考えないのか?
これも愚問である。
引っ越すことを考えていたのなら、そこには住んでいないはずなのです。
東京にまた大地震が来る。と、言われている。
いつ来てもおかしくない。と、言われている。
でも、今でも、その都市に、人はドンドンやってくる。住んでいる。
災害が起きて、復旧する費用よりも、予め備えておいた費用のほうが
はるかに少ない金額で対応ができる。ということはわかっている。
でも、いつ来るかわからない天災に備えて、家を補強する費用は、誰もが準備
出来る額ではありません。
自分だけはそういう被害に遭わないと思いたいし、思っている。
だから、津波警報で非難した人は8%という数字になる。
8%でも助かる人がいるということは、幸いなのではないだろうか。
避難訓練を本気でやっている人は何人いるだろう。
危険を回避するために事前に避難することは決して恥ずかしいことではない。
かっこわるい。。。そんな見栄で命を落とすことは無いと思う。
どんな地震でも、揺れたら、机の下に隠れる。
高層住宅などでは、揺れたら、まずドアを開ける。
冬場だから、暖房の火は消す。
ちょっとした気遣いが、被害を最小限にしてくれます。
風化させてはいけない記憶です。