カテゴリ:戯言
昔々ある所に、プロのギタリストを目指す、A君とB君という二人の若者がいました。二人はプロのギタリストになる為、毎日かかさずギターの練習をしています。 A君の一日の練習時間は十時間。練習内容は十時間ひたすら弾ける曲だけを繰り返して練習するというもの。 B君の一日の練習時間は五時間。練習内容は五時間ひたすら弾けない曲を弾けるように練習するというもの。 三年後、B君はプロのギタリストになり、ライヴとレコーディングで忙しい日々を送っていますが、A君はいまだにプロにはなれず、いまだに毎日十時間ずつ弾ける曲だけを繰り返し練習し続けています。 A君は「俺はBの二倍も練習しているのにプロになれない。Bには才能があって俺にはなかったのだろう」と考え、ギターを捨ててサラリーマンになり、死ぬまで「才能がある奴はズルい」と言い続けましたとさ。 めでたしめでたし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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