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2007年06月27日
カテゴリ：日常
結衣がそのお店に初めていったのは、多分昨年の夏頃。 安くて美味しい家庭料理を食べさせてくれる店があるからと 友人に誘われて行ったのが出会い。 出てくるお料理はお店のママのアイデア料理。 で、ママが作った料理が、 ＧＩＶＥ ＵＰするまで、延々とテーブルの前に並ぶ。 お酒に合う一品料理が、 その日の献立の中から順番に出てきて お客は、料理を選べない（笑） モチロン、「これがニガテだから」と初めに伝えておくと 無理じいはしないが。。 お客さんの中には、 「苦手はわかってるけど、アナタは 野菜が足りないから食べなさい！！」って、 いやでも食べさされてる人もいます。笑 「ね、今日はママのアレが食べたい 」っていうと 食材があれば、笑って作ってくれる。 間違ってもお客さん主役の店とはいえないけど、 そのママの温かさがクチコミで拡がってって お客が絶えないってカンジなんだと思う。 お店もね、そんなシャレてはないし、 ごくごくフツーの居酒屋なんだけど、 集まってくるお客さんはフツーじゃない人が多い。 結衣が食べにいってて出会った人だけでも、 ありとあらゆる職業の人がいる。 映画監督、ミュージシャン、ジュエリーデザイナー、 元メンズモデル（既におじいちゃんになってる）、カメラマン、 祇園のママさん、一般企業のサラリーマンの人も多いかな。 遠方からの年1旅行に必ず立ち寄るお客さんとか、 みんなリピーターの人たちは、ママの歯切れのいい会話や お店の雰囲気が好きで やってくるんだと思う。 でもよくよく考えたら、どの店でもそういう人たちが お客さんとして出入りしてるんだよね。 ただ、何をしてる人ってのを互いが知らないだけで。 ママの店は、ママがお客さんとの会話にまわりのお客さんも 巻き込んで（笑）いろんな話のキャッチボールを始めるから、 「へぇ～」てな感動が飛び出すだけであって。 みんな自分の思い思いのトークを始めるから、 一体この話の発端はなんの話題だったっけ？みたいなカンジで 一家団欒ちっくに 盛り上がる。 うーーん。もしかしたら、 さみしいオトナのふきだまり？？笑  きっとさ、みんな 会話することで、重たい荷物を少しの間、 背中から下ろして ほっと出来る空間なんだと思う。 結衣はいつも聞き役してる。 いろんな武勇伝はへたな小説よりも面白い。 でね、語ってる人の表情をみてるのも楽しい。 まるで、今それを再現してるみたいなノリなんだよね。 かと思えば、しんみりお酒と音楽を味わうときもあったりで、 来てるお客さんで、お店の雰囲気が変化するのも すごく自然体でいられて心地いい。 自分が自分の人生のなかで遭遇しないドラマを いろんな人をとおして見ることができる場所。 結衣はこの場所が大好き。 ママが大好き。（へんな意味じゃなくてね。笑） きっと、みんなも 同じキモチだと思う。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2007年06月27日 19時15分36秒
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