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カテゴリ:すこし結衣のこと
おりひめとひこぼし 天の川で出逢えますか? 七夕になると思い出す 中学生の頃スキだったヒト まだ恋愛には ほど遠く ただアコガレてるだけで シアワセな時間だった頃 カレが誰と付き合おうが 全く興味はなかった 教室で偶然ふたりきりになると 片言しか話さなくても わかりあえてるような なつかしさがあった 別々の高校に進み、繋ぐものは 何もなかった けれど 何ヶ月かに1回 偶然がカレに出会わせてくれてた 「元気にしてるか?」 そんな一言だけど 嬉しくて 心が躍った カレは言葉よりも 瞳で話をするのが上手かった 返事を返すと いつも優しく笑った 19の春に 突然の事故でこの世を去っていった 居なくなるくらいなら もっともっと 欲張りになればよかった 泣いたって叫んだって 帰ってこないくせに 思い出の中のカレは いつも笑ってる 「がんばれ」って 彼の親友と一緒に 彼の墓前で手を合わせた・・・ ずいぶん後になってからの話です。 彼の親友は吸えない煙草に火をつけて 墓前で彼の代わりに1本だけ吸います。 今でも続けてるんだろうな・・・。 カレは19のままの笑顔で いまも 私たちの心の中に棲んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年07月04日 08時31分44秒
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