ムシトリナデシコ
ヨーロッパ原産の越年草ですが、日本だけでなく世界各地の温帯域に帰化しています。草丈は、高さ30~60cm程度で、茎上部の葉の下に粘液を分泌する部分が帯状にあり、ここに虫が付着して捕らえられることがあることから、「虫捕り撫子」と呼ばれています。但し、粘液に虫がくっくつだけで、消化されたりするわけではないため、いわゆる「食虫植物」には該当しません。花期は、5~6月で、紅色で径1cm程度の5弁の花を茎の先に多数つけます。観賞用として花壇に植えられるほか、逃げたものが道端や草地に生育している姿をよく見かけます。ムシトリナデシコ Silene armeria ナデシコ目ナデシコ科 2016年5月21日 東京都調布市深大寺南町 深大寺自然広場