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テーマ:★大学受験★(815)
カテゴリ:子ども
もうずいぶん前のことのような気がしますが 3月に次男が無事大学に合格しました....という報告で この件は済まそうかとも思っていたのですが なんだか私の中では一言で済むことではないので 多少愚痴混じりで少し書かせていただこうかと思います。 息子たちの受験のことでは もう言葉で簡単に表せないほどいろんな思いがありました。 普通に、「勉強しないから落ちました」、 「頑張ったから合格しました」、というような受験ではなかったので....。 長男は大変な努力家で人一倍勉強もする 真面目な性格の子です。 大学受験の時も志望校を国立1本に絞り 努力に努力を重ねましたが 浪人してさらに学業に励んでも結局志望校には届かず 受験のストレスで蕁麻疹が出たり 気管支炎になったりコーヒーが飲めなくなったり、と かなり心身ともに打撃を受けてしまいました。 つまり元々の力があまりないので 努力しても思うように成績が伸びなかったのです。 他の全てを犠牲にして受験勉強を頑張っている姿を見てきただけに 親としてはとてもつらい思いです。 受験を経て長男は「努力は必ず実る」という言葉は嘘だ!と 確信を持つようになってしまいました。 それでもなんとか今自分がいる場所で頑張っています。 自分は勉強の才能はないと長男は言いますが 努力を持続する才能は 人生のいろんな局面で生かせることなので 勉強の才能よりずっとすごいことなのだと言っても 一度壊れてしまった精神はなかなか癒せない長男です。 次男は長男とは全く違う性格で 得意なことも違います。 受験に関しては長男とは別の意味で 見ていてつらかったというか身を切られる思いがしました。 次男は私立高校に行きました。 難関校にも入るような学校なのに 他の私立の進学校のように ガンガン進学補習をやるような学校ではなく 生徒の自主性に任せたのびのびした校風の学校でした。 我が県の私立の進学校は 東大に◯人合格しました!と 何かと「東大」を売りにしている学校が多いので 東大に進んでいる生徒がいても その事を売りにしたりしない次男の学校が私は好きでした。 そんな環境なので元々勉強が嫌いな次男は 最低限の勉強しかやらず 高3になっても学校から帰ると深夜まで ゲームをやったり動画を見たりする生活にはまってしまいました 夏休みは多少補習もあったので 学校に行ったら補習の後も下校時刻まで勉強して 途中で帰ってくるなと言い渡していたので 夏の間は何とか1日学校で勉強して帰ってきてました。 でもその後は1月の出願する時期になっても 帰ってきたら11時頃までゲームと動画で過ごし 11時過ぎにやっと勉強を始めたと思ったら いつの間にか寝ているという生活。 もう見ているこっちが焦ってやりきれなくなります。 別に国立に行こうが私立に行こうが 自分の人生なんだから自分で決めろ!と 言えるのならそれでいいでしょうけど 何せうちは二人とも理系。 私立に行った場合、国立の3倍は学費がかかりますからね。 だから現実問題国立に合格してもらわないと困るわけですよ。 長男の場合は一生懸命努力した結果なので受け止めますが 次男はほぼ努力なんかしてませんからね。 休みの日は起きてすぐから スマホやスイッチの画面に釘付けなのを見ていて このままじゃどこにも受かるわけがない!と 時間が過ぎていくのがただ恐ろしい毎日でした。 浪人してでも国立に行ってほしいと思いつつも もし浪人したとしても勉強するわけがないであろうことを考えると 最後は 私立でもいいから とにかく現役でいけるところに行ってくれ!という思いで 私の精神はもう疲れきっていました。 そして迎えた2月の私立受験の時期。 勉強していないのに受ける大学は軒並み難関校。 やはり全落ち!! 一つ安全圏の大学も受けましたが そこすら補欠⇨不合格! そして国立前期も不合格。 国立後期の発表の日 前日新型コロナウイルスのワクチン接種を受けていた私は 体がだるくソファに横になっていました。 するとweb合格発表を見た次男が 「お母さん、受かった!!」というので飛び起きました。 こんなことってあるんですね〜。 これだけ全部落ちて最後に国立後期だけ合格なんて...。 国立後期の受験の日 次男が帰ってきて 同じ学科の受験会場が4部屋あって 自分が受けた部屋は40人ぐらいの席に全部受験番号が貼ってあったのに 受験した人は6人だったと言うので もしかして定員割れ?!と思いましたが 後で受験結果を見るとしっかり倍率はあり 次男は実力で合格したようでした。 こんなに勉強しなくて合格してしまうと 人生なめてしまうんじゃないかと思ってしまいますが ともかく絶望していた私は 宝くじに当たったような気分に浸れ ワクチン接種の倦怠感が吹っ飛びました それぞれに悩まされた受験でしたが 終わって長いトンネルをくぐり抜けたような気持ちです。 後は一人前の社会人になれるよう頑張ってください。 私は少しずつ子離れしつつ見守りたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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