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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2006.10.22
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現在住んでいるおんぼろコンドミニアムにそれほど大きな不満はないのだが、いずれは一軒家に買い替えたいよね(おカネないけど)、というのがダンナと一致した意見。今すぐというわけではないのだけれど、市場調査ってことで、めぼしい物件があるとぼちぼち見に行ったりしている。
新築の多い日本の住宅事情と違って、ボストンはほとんどが中古。売り出しに出ている物件も、まだ売主が住んでいることが多い。だから、モデルハウスがあって営業時間内にふらりと訪れる・・・ということはできなくて、家の中を見せてもらいたい場合は事前に担当の不動産屋に連絡してアポを取らないといけない。アポを取ると、その時間中は売主はどっかに雲隠れして、売主には基本的に会わず、やりとりは不動産屋が仲介する。あるいは、オープンハウスといって、売り出しに出ている物件が1時間から1時間半ぐらいの間、解放され(だいたいが週末)、その間は事前にアポを取っていなくても自由に家の中を見せてもらえる。
で、今日は何と6件もオープンハウスをハシゴした。すべて同じ町の物件なのだが、これがまたホントいろんな家がある。最初に見た格安物件は、安いだけにもうものすごいおんぼろ。築70年で、ボストンにしちゃそれほど古くはないが、もう、建てた当時そのまんま。売主は年老いた女性ですでに老人ホームに入っているとかで、家の中にある家具その他すべてがレトロである。飾ってある家族写真はセピア加工じゃなくてホントのセピア。さらに。いまどきレコード用のステレオが置いてあるんざますのよ。そうそう、こういうステレオ、うちの母の実家(東京は浅草)にもありました、みたいな。ただし、造りはしっかりしているようなので、リフォームしがいはありそう。IKEAでシステムキッチン一式揃えてドーンと設置とか。SEARSで電化製品丸ごとセット割引でドーンとか。しかし、あまりに古いので、リフォームした後がどうなるのかまるで検討がつかない。そのぐらいボロい(笑)。
3ベッドルームと言っても、3つ目のベッドルームがとてつもなく小さかったり、バスルームが狭かったり、なんじゃこりゃ?という間取りだったり。だいたい、売れない物件というのは、売主がリフォームにリフォームを重ねすぎた結果、ナンだかすごくヘンな間取りになっているというケースが多い。今日のオープンハウスでも、そういう何だかキツネにつままれたみたいな間取りの物件が2件ほどあった。
おんぼろ物件を見た後に、何もかもピカピカという、まあそれだけお値段上乗せの物件を見た。裏庭が広く、どうも小さな子供がいるようで、庭に子供の三輪車などが置いてあり、ルナは勝手に乗ってすでに自分ち状態(笑)。でも、どの部屋も少しずつ狭く、特に3つ目のベッドルームが小さな書斎スペースぐらいしかなくて、こりゃお客さんが泊まりに来たり、2人目がもしできた時には無理だよね、というよりは、その前に予算的にもう全く無理だったんだけど。察するに、この売主も2人目の子供が出来て手狭になって手放すんじゃないだろうか。それにしちゃ他の面では惜しい物件だったけど。しかし、ここの売主はどうも裕福のようだ。壁に飾ってある家族写真が、うちの親戚みたいに(笑)SEARSなんかで撮ったものじゃなくて(アメリカに住んでいる人は分かってもらえると思うけど)、個人のフォトグラファーに撮ってもらいました、といった仕上がりのものだったし、赤ちゃんの部屋なんて、カタログに出てくるような家具で統一されていたし。地下に娯楽室(ってイマドキ言うかね)があって、そこはアメフト好きのご主人の趣味一色で塗り固められていた。
という風に、売主がまだ住んでいる家のオープンハウスというのは、その暮らしぶりが垣間見られて覗き見精神を大いに満足させてくれる。
結局、間取り的に一番良かったのは最後に見た物件で、これもかなり予算オーバーなので参考程度に見ただけなのだが、庭にはりんごの木もあって、なかなかチャーミングな家だった。この家の間取りと広さでもっと安い物件があればパーフェクトなんだけどなあ。なかなか上手く行かないもんだ。全部見て回った後に、リビングは3件目の家で地下室は2件目で庭は6件目・・・てな具合に組み合わせができればいいんだけど。
でも、うちのおんぼろコンドも、さんざん同じ地域のほかの物件を回ってもうどうでもいいやという気にまでなっていたところに、ほかの物件よりたまたま安かったこの物件に出会って購入を決めたから、そのうちそういう物件にめぐり合えるだろう。
何よりも、うちのおんぼろコンドの時のように、見た瞬間にピン!と来た物件にはまだ出会えていない。
というわけで、夢のマイホーム探し?は続くのであった。





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最終更新日  2006.10.23 13:21:01
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