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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2007.04.11
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ボストンの公共交通機関MBTAは今年の1月より新改札システムを導入。
私のようにほぼ毎日のように利用している者には便利さもそれなりに理解できるものの、初めての利用客は戸惑うことが多い分かりにくいシステムでかなり評判が悪い。
今日も改札で使い方が分からずに右往左往している女性がいた。
Charlie Cardといって、クレジットカードに大きさも材質もソックリなプリペイド式のカードを持っていたのだが、これは改札機の差込口に入れるのではなく、同じ大きさの黒い部分にそっと当てなければならない。
というわけで、改札の向こうからその女性に向かって"You tap it! Tap it!"と教えたら、どうもその女性、英語が分からないらしく、違うことを試みる。というわけで、ジェスチャー入りでやってみたら今度は通じた。

次はまた別の改札口で、アジア系の老人が改札を通れず右往左往している。改札の向こうには、その息子夫婦と思われるカップルが待っている。奥さんの方が私の顔を見て、うちのじーさんを助けてやってよという顔をする。・・・といわれても、どう見てもどう聞いても日本人ではない。アジアの同胞ってことで助けろということかい。
で、私が言葉が分からないのを知ってか知らぬか、このじーさん、私の分からぬ言葉で何やらぼそぼそと話しかけてくる。
仕方がないので近くにいた係のおっちゃんに助けを求める。このおっちゃん、カードの金額が不足してんじゃないの、とかのん気な様子で答える。で、それを仕方がないので全く同じことを英語でノーマネー?とじーさんに説明する。
すると、じーさん、いや、金は入ってる、と言っているようなので(すごい推測)それを英語でのらりくらり係員に訴える。
といった、通訳なんだか良く分からんことを繰り返しているうちにどういうわけか改札口が開き、じーさん、無事に通過。
奥さんからも感謝の表情。おいおい、じーさん残して先に改札を通過すんなよ。とツっこんでやりたかったが、言葉通じないし。

いやあ、言葉が分からなくても人間、何とかなるもんだ、ということを久しぶりに実感した一日であった。





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最終更新日  2014.10.15 14:16:17
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