図書館でふと目に留まったこの『Les Choristes(コーラス)』というフランス映画。
戦後まもないフランスの片田舎にある、問題児ばかりを集めたスパルタ教育の寄宿学校が舞台となっている。
赴任して間もない教師が問題児たちに合唱を教えることによって子供たちの心を開いていく・・・という、よくあるストーリーなのだが、こういう『落ちこぼれ生徒を歌や音楽や踊りで救う』という型どおりのストーリーは、ディテールをどう面白くするかが勝負であり、その点でこの映画は成功していると思う。
主役級の先生(この人に似た落語家がいたような)や少年たちはもちろんのこと、脇を固める者もそれぞれ個性的で、話のテンポも小気味良く、ところどころほろりとさせられる。オススメ。
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最終更新日
2007.05.16 23:48:52
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