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カテゴリ:生活_夫婦・家族
朝、別の部屋で目を覚まして泣き出したアレックスを寝室へ連れて来て、朝の一番搾り。おっぱいをたっぷり飲んで満足したアレックスは、あともう少しで人間の言葉になりつつあるバブバブとしたおしゃべりをニコニコとしながら始め、それにしばし付き合う。
そのうちルナが目を覚ます。ルナはここ数日、なぜか私達のベッドで寝たがるので、仕方なく一緒に寝ていて、ベッドの上はまた混雑状態。 アレックスがルナに初めてチュッとした。ルナは普段は何でもかんでもアレックスに邪魔されるのでいつも怒っているのだが、この時ばかりは何だか嬉しそうで、照れたような笑顔を浮かべている。 その気配にダンナがようやく目を覚ます。 Happy Anniversary! アニバーサリーってなあに?とルナが尋ねる。ママとパパは10年前に結婚したんだよ。ママ、結婚した時のこと覚えてる。そりゃ覚えてますってば、アンタが4年前に赤ちゃんだった時のことを覚えてないのとはワケが違いますがな、と、4歳児の発想に苦笑いする。 子供の頃、週末の朝は必ず両親の寝室に行って父と母の間にもぐりこみ、ぬくぬくぐじゅぐじゅと過ごす時間がとても好きだった。もちろん、そのうち止めてしまったけれど、自分も大人になったら、そんな家庭を築きたいと思っていた。 10年前、親戚とごく親しい友人だけを招き、都内の由緒あるこじんまりとした神社で式を挙げ、イタリアンレストランで披露宴を開いた。あの時の思い出は、今でも色あせることなくキラキラと輝いている。 でも、10年後の今朝のひとコマも、より温かみを増した輝きをもって私の心の中で光り続けることだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.25 08:37:41
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