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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2009.01.03
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お友達家族3組にて新年会。

会場はこのうちの1組の家族のお宅にて。
ここのカップルの奥さんは、日本人のお母さんとアメリカ人のお父さんの間に生まれたハーフ。日本にも何年か暮らしたことがある。ご主人はアメリカ人。子供3人。

そのほかの2組は、私達を含めてどちらも日本人妻&日本に暮らしたことのあるアメリカ人夫という組み合わせ。それぞれ子供2人ずつ。

今回このお宅には初めてお邪魔したのだが、あちらこちらに奥さんである私達の友人が子供時代、日本に暮らしていた頃の懐かしい写真が飾られていて、それを見ながら話に花が咲いたのだが、ふと暖炉の片隅に目をやると、そこには見覚えのある置物が。

ほれ、あの、鮭をくわえてる熊の木彫りですよ。

「ねえ、これってさあ、一家に一台?ってぐらい、どの家にも置いてあるものじゃない」と、日本人の友達が言う。
そうそう。うちにも自分の実家だか、祖父母の家だかにありました。
ハーフの友達によると、これは自分の母親が亡くなって形見の整理をしていた時に出てきた物だとか。いったいナンじゃこれ、という話になって、何度も暖炉で燃やしちゃえと言いながら、いや、もしかしたら何か大事なモノかもしれないと言って、そのまま残しておいたものだという。

そんなこんな話をしていたら、それを聞きつけてやってきた、日本で暮らした経験のあるダンナさんがやって来て、「あ、これ、日本の家の玄関に置いてあるヤツじゃん」と言うのでワロタ。

この盛り上がりのおかげで、この木彫りの置物は、暖炉で火あぶりの刑になる運命を免れ、部屋の片隅から一挙に書棚の上へ昇格。

家に戻ってからルーツを調べてみると、北海道の開拓者が副収入を得るために作り始めたものらしく、それがアイヌに渡った時に、ヒグマを神と崇めていた彼らが熊をより迫力のある姿にデザインを替えたものだとのこと。それ以降、北海道の代表的な観光みやげとして知られるようになったのだとか。

ふーん。

・・・でも、なぜ一家に一台ほどのすごい勢いで広まっているのだろうか?そんなに北海道に旅行している人が多いとは思えないし?でも、おみやげとしてもらったりするんだろうか。

この情報をこの日集まった人たちにメールで送ったら、例の日本に暮らしていたアメリカ人のダンナサンから"genkan bear"と命名され、
"ebay"に出品されてるよ、との情報が(笑)。

あなたの家にも埋もれてませんか、木彫りの熊。

(追記)
玄関ベアという名も市民権を得たようである(笑)。

日本にいる母によると、母の親の世代、つまり私達にとってはじいちゃんばあちゃんの世代にとっては、旅行をするということは贅沢であり、ましてや北海道などはそうそう気軽に行ける場所ではなかった。そのため、北海道に行くなんてことは一世一代の出来事であったわけで、そりゃまあ、おみやげ買っちゃうわな。もしかしたら近所中にばら撒いたかもしれないしな(笑)。

それにしても、すごい普及率。今やebayによって世界進出もしてるし。





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最終更新日  2009.01.06 07:54:48
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