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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2009.03.16
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私のボストン暮らしを綴ったホームページである"spice of life"には、
昔、私達の結婚にまつわるエピソードがいくつかあったのだが、
リニューアルした時に削除してしまった。
昨年スイートテンを迎えた記念に、せっかくなのでここに復活しておこうと思う。スイートテンを略して水天企画。
今日のお題は、結婚当初から勃発していた日米文化摩擦がテーマ。
どうぞ。

XXXXXXXXXXX

日本で結婚してからほぼ1年後の夏
ボストンでも披露パーティを開いた
場所は夫の実家の裏庭
ガーデンパーティといえば聞こえは良いが
その頃、家の周りは宅地造成が進んでいて
ケーキカットをする私達の写真には
背後にでっかいクレーンがしっかりと写っている

ガーデンパーティーなので
人数が増減してもそれほど影響はない
準備する方も人数の増減にやきもきする必要もない
その1年前の日本での結婚披露宴の際
アメリカから来る家族や親戚はこの感覚だったのだろうと
ようやく納得できた

式を挙げた神社に近い
イタリアンレストランで披露宴を行ったのだが
披露宴にしろ飲み会にしろ
日本では人数確定が重要となっている
特に結婚披露宴の場合
人数確定は1ヵ月前が常識となっている
しかもこのレストランはホテルの会場と違って
人数が超過すれば他の会場に移すということも不可能

最初、アメリカからは
夫の家族ぐらいしか来ないだろうと予測し
私の招待客や夫の他の招待客とを数えた上で
このレストランに決めたのである

ところがレストランを決めた後に
夫が
親戚全員に招待状を送りたいと言い出した
親戚全員は来ないと思うけど
自分が結婚することを知らせたい
というのがだいたいの趣旨である

その気持ちは分からないでもなかったので
結局は招待状を全親戚に出した
ところが夫の親戚の数は
3桁を超えるのではないかと思うぐらい多い
日本にわざわざ来る人はそんなにいないだろうと
思っていたら
後から後から「日本に来る」という人が出て来たのである
しかも日本では常識となっている1ヵ月前を切っても
夫側の参加客は増え続け
私はこれ以上増えたらどうしようかと気が気でなかった
でも夫の親戚がせっかく来てくれると言っているのに
来るなと言っては夫が傷つくし相手方にも失礼だし
本当に当日間際までドキドキものだった

式の1週間ほど前から
夫の家族達が来日したのだが
ママによると
他に来たがっていたファミリーは7名いたらしい
いま冷静になって考えてみれば
多くの人が来てくれた方が良かった気もするのだが
それなら最初から夫に
式場やレストランのスペースの話や
人数確定の話などをしておくべきだった

自分が常識と思っていることが
相手にとっては必ずしも常識ではない
結婚前に4年半も付き合って来て分かったつもりでいたけれど
実は分かっていなかったことを痛感した





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最終更新日  2009.03.17 10:04:34
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