|
カテゴリ:医療_糖尿病
昨日のセミナーで発言した1型の男性。
20代後半で、6歳で発病したとのこと。 「発病当時」の気持ちを短い言葉で表現すると?という質問に、彼は 「difficult to understand」と答え、そして続ける。 「ほかの兄弟はアイスクリームを食べているのに 何で自分だけは果物なんだ?」 そして、さらに続ける。 「でも、カーボカウントがその時代にあったら、 インスリンの注射量を調整することで アイスクリームも食べられたのにね」 彼は自分の答えを 「このように糖尿病に関する知識もテクノロジーも 日々進歩しているから希望はある」と結んでいたけれど、 私には彼のコメントが非常に重く心に響いた。 糖尿病を宣告されてショックを受けたり苦しんだりする時期は どの患者にでもあると思うけれど、私自身も、カーボカウンティングという 考え方がその時すでにあって、そして、薬物療法を選択することは 自分の負けではないということに早く気がついていれば、 きっと苦しむ時期はもっと短くて済んだと思うのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.10.09 02:59:42
[医療_糖尿病] カテゴリの最新記事
|