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カテゴリ:生活_行事
アメリカは七面鳥(ターキー)を家族親戚で囲んでわいわいがやがや飲み食いをするという日本のお正月みたいな、感謝祭の4連休中。
その後、ターキーの残り物がしばらく続くというところも、おせち料理の残りで3が日を過ごす日本のお正月に似ています。 感謝祭当日は毎年恒例、デービッドおじ&ロイスおば宅での集まり。 うちのダンナの親戚は、マーサ・スチュアートの雑誌で紹介されるような 素敵な家で素敵にテーブルコーディネイトするような素敵な家族ではなく、 とにかく、何に関しても質より量で勝負。 この集まりも、毎年最低は50人ぐらい集まる。 毎年顔を合わせるんだけど、関係はイマイチ良く分からない(と、相手も私のことを思っているんだろうけど)という人たちが約8割。 セルフサービスのバーカウンター?も特設。 デザートコーナー。 私の手製マドレーヌも右手前に並んでますが、瞬く間に消えてしまった・・・。 来年はこの3倍の量を作らないと・・・。 このほかにキッシュも作って持って行ったけど、これも写真を撮るヒマもないまま、皆さんの胃袋の中へ・・・。 サンドラおばちゃん秘伝の絶品チーズケーキ。 食事はこんな感じ。ビュッフェ形式で、皆一列に並んで順番を待ちます。 このアルミのトレイ、一番大きいサイズですよっ! スタッフィングはこんな風に別にオーブンで焼きます。 ロイスおばちゃんに何を入れたか聞いたら、しばらく考えて"Everything!"と。 何でもかんでも入れればそれでいいそうですよ(笑)。 ちなみに、ソウル&南部出身のこの親戚は、ターキーの内臓とコーンブレッドを入れるのがお約束だそうですが、確認できませんでした・・・。 ただ、これだけの量を別に焼いたら、それはもう「スタッフィング」とは言えないと思うんですが・・・。 めでたくお皿に盛ったら、めいめい好きなところに座って食べる。 黒人お約束のカラードグリーンと骨付きハムの煮込み。 ハムの塩分が染み込みます。ちょっと野沢菜みたいな味。 てかてか揚げ立て揚げターキー。 いつも庭から揚げ立てを持って来るので、きっと庭に大きなフライヤーがあるんでしょう。 おじさんちの名物かと思ったら、南部の名物なんだとか。 お腹が落ち着いた後は、リビングルームで大カラオケ大会。 カラオケと言っても、皆さんソウルですから、70年代ソウルミュージックで 異常なまでの盛り上がり、そこだけソウルトレインな雰囲気でした。 好きなときに来て、好きなときに帰るのもアメリカ流。 でも、食事を始める前に、bless the foodという、神様に感謝して短い祈りをささげるひとときがあります。 集まった人たちが皆手に手を取り輪になって、頭を垂れて代表者の祈りに耳を傾けます。 とにかく集まった人が多いから、一つの部屋には入りきらないほどの大きな輪に。 2年前にこの集まりにデビューした時は、まだ生まれて数週間で、カーシートに乗せられたまま家に入ってきたアレックスも、今日は他の子供たちと手をつないで一緒にお祈り(わけ分かってなくてお祈りの最中に皆に大きな声で挨拶してましたが 汗)。 何人かが指名されて、どんなことに感謝しますかという質問に答えていましたが、それを聴きながら、そういえば、私たち夫婦がボストンに移り住んだのは、9年前のこの時期。感謝祭の民族大移動の週末だということを知らずに、国内線は大混雑であったこと、その時は仕事も家のあてもなく、しばらくは義理の両親の家に居候させてもらって生活をスタートさせたこと、そしてここ9年の間に どうにか2人で築き上げて来たことを思い出しながら、ちょっと涙が出そうになりました。 そう。感謝祭は、その言葉のとおり、"What are you thankful for?"について考える日なのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.10.15 13:32:58
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