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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2010.03.05
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カテゴリ:医療_糖尿病
私が糖尿病関係のセミナーに患者として出席しまくっているという話は
これまで何度もして来たが、今度は何とテレビ出演の話が舞い込んで来た。
以前、内部者向けのPRビデオとか、その手のものには出演したことがあるのだが、
今回は地元のテレビ局の番組に出演。
。。。という詳細を確認する前に2つ返事しちゃったもんだからさあ、大変。

これは、主にマイノリティー関連の話題を扱う30分枠の番組で、
アジア系アメリカ人を脅かしている糖尿病という話題で、
4月に行われるチャリティーイベントの宣伝も兼ねて、
医師と患者である私とイベントに参加するシェフの3人が出演。
でも、一回の放映で3つの話題を扱うので、我々の枠は10分弱。
さらにその3分の1だから私に投げかけられた質問は1問のみ。
というわけで、私の出番はほんの30秒ほどだったんだが。

質問は事前に渡されていて、さらにプレップルームと呼ばれる会議室で
番組のプロデューサーが確認。私には4つの質問が用意されていて、
結果的にはそこから1問だけだったのだが、本番では一番答えやすいものだったので
ホッとした(何か面接とか実技試験みたいだな)。
いくら英語が普通に話せるからといって、編集再録なしの
ぶっつけ本番(というのも1週間前になって知った 汗)じゃあ、やっぱり
ガイジンには不利ですもの。
プレップルームにはこの回の出演者が全員揃ってブリーフィングが行われたのだが、
こういう時にもプロデューサーを始め、それぞれが冗談を飛ばしたりして場を
和やかにするのって、やっぱりアメリカ的なんだろうな。

こういう場に赴くと、世の中には本当にいろいろな仕事に就いて活躍している人が
いるのだなあ、とつくづく思う。
今日だって、まず出演者側は、医師とシェフはまだ分かりやすいけど、
チャリティーイベントのPR担当奢(とても感じの良い若い女性だった)が来て、
私たち出演者のコーディネーター役を勤めてくれた。
待ち時間にアドバイスをくれたりと、緊張を和らげてくれてとてもありがたかった。

同じ回の出演者の中には、家庭に恵まれない女の子達が非行に走らないように
さまざまなプログラムを提供する非営利団体の代表の女性が来ていたのだが、
ああやって会を引っ張って行く立場にある人というのは、PRのしゃべりも非常に上手い。
私はそういう面では全くの素人でしかもガイジンなので、もう足下にも及ばないし目指すつもりも
ないのだけれど、ああいう立場の人には必要な資質とスキルというものがあるのだな、と再確認。

そして番組のホストである男性キャスター。
私も顔を見たことのある人で(余談ですが私の好みのタイプ。でも既婚。つーか、私も既婚)、
その人が実際に自分の目の前にいて直接話しかけて来たということが
本当に不思議だった。
彼は、番組の直前に私の糖尿病の経歴について、事前に送っておいた内容とは別のことを
私に確認したのだが、それを本番の私の紹介時に見事に組み入れていた。
いやあ、ここにプロの技を見せていただきましたっ。拍手喝采。
それから彼のような低くて深みのある声によるプロのしゃべりというのは人の心を落ち着かせてくれるのですね。
それまでドキドキしていた気持ちがすっと落ち着いたんだよなあ。

場所から場所への移動といった、いわゆるお世話係をしてくれた、
地元の大学からインターンに来ているという、舌にピアスしてるきゃぴきゃぴした女子大生の子も
何だか可愛かったし。

待ち時間中に、いつも見ているニュースのスタジオをちょっと覗き見したりと
ミーハー気分にもなれて、楽しかった。

ちなみに、スタジオのセットというのは、テレビで見るよりもチャチでボロかった。
あれがテレビで見ると立派に見えるんだから大したもんだけど、何だか「虚構」という言葉が頭に浮かんだ。

時間にして1時間半ほどの短い間だったけれど、非常に中身の濃い体験でありました。





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最終更新日  2010.03.06 12:29:11



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