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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2010.11.25
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カテゴリ:生活_行事
アメリカの感謝祭とは日本のお正月のように、一族郎党が集まっておせち料理ならぬターキー(七面鳥)の丸焼きを食べるという日である。ターキーのお尻の穴のところに詰めるスタッフィングやサイドディッシュはそれぞれ家庭によって違い、親から子へと受け継がれて行くものである。

花屋に勤めていた頃にうちのファミリーのスタッフィングの中味(七面鳥の内臓と野菜とコーンブレッド)を話したら、そりゃ紛れもなくサザン(南部)+ソウルだよと言われた。そして、今年は、どうも他の家庭では芽キャベツをオーブンで焼いたものが付け野菜として出されて、それが感謝祭の代名詞にもなっているらしいことを知ってかなり衝撃を受けた(笑)。アメリカで黒人なら誰でも知っている(というか知らなかったら黒人じゃないと言っても過言ではない)カラードグリーンがメジャーではないのは知っていたが、芽キャベツがメジャーだということはもう10年も暮らしていたのに知らなかったとは。いやはや。

ところで我がファミリーは、毎年、義母の弟にあたるおじ家族の家に集まって祝う。私がこちらに来た頃には義母も独自にやっていたのだが、いつの間にかおじ宅での祝いに吸収合併された(笑)。もう1人の弟の家だけは未だに独立してやっているが、他のきょうだいとその子供と孫達はこのおじ宅に集合する。そのほかに、このおじとおばは子連れ再婚同士なのでその子供たち+孫にひ孫まで集まってとにかく参加者が多いし、未だに誰が誰だか良く分からない(笑)。

こうしてジジババ世代がまだ現役で頑張っているため、子や孫は手ぶらかせいぜいデザートぐらいを持って行けば良く、このままだと英国王室のように子供はほとんど出番がないまま孫の世代に引き継がれてしまいそうである。しかも、子供の世代ではすでにホストをかって出そうないとこがいるので、たぶん私がホストをすることはないのではないか。

それではちょいと物足りないので、何か自分の家族だけでも伝統を作らねばと思い、集まりの前のブランチは家族だけでちょっと豪華にすることにした。

食卓を囲むとルナがGrace(食卓を囲む者たちが手をつないで感謝の祈りを捧げること)をしようというので、じゃあ、何に感謝するか一人ずつ言おうということになった。するとルナは「ピルグリムとネイティブ・アメリカンたち」、ダンナは「ファミリー」、私は「ホーム」、そして話の流れが全く分かってないアレックスは「ゲップした」(笑)。

ルナが親の言ったことのようにもっと自分の生活に密接に結びついていることではなく感謝祭の由来に言及したことに非常に驚いた。「感謝祭を作ったのはこの人達だから」と。恐らく学校で習ったのだろう。

学校の教育の力とは何と大きいのだろう。家庭が一番大事だとは分かっているけれど、親が子に与えてやれることなど大してないのではないかとさえも思ってしまう。





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最終更新日  2014.10.15 12:28:52
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