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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2011.02.22
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なぜ日本ではFacebookがあまり広まらないのかという議論がいろいろされているようだが、私はひとつの大きな原因は、日本人の人間関係の築き方とアメリカ人のそれとの違いにあるように思う。

日本人は、基本的に既に知っている人達で固まる傾向にある。パーティーや飲み会も、知っている人達がさらに絆を深め合うのが基本で、知らない人同士が知り合うためにはコンパだのお見合いパーティーだのわざわざ目的を設定する。一言で言うと、クローズな人間関係を築き上げる傾向にある。mixiの、マイミクの中にさらに特定の友達にだけ表示できるよう設定するなんて、その典型だ。

一方、アメリカ人のパーティーというのは、主催者の友達の友達の友達。。。みたいな感じで、なんだかいろいろなバックグラウンドの人が集まる。もちろん、今日はこういう人達だけ、という設定の時もあるが、基本的には誰を連れて来てもOK。そこからビジネスのチャンスが生まれたり、面白い会話が展開したり。こちらは一言で言うと、オープンな人間関係を築き上げる傾向にある。

その中でもちょっとびっくりするのは、たとえば、わたしが今関わっているCO-OPのプリスクール設立にあたり、月に一度、中心になって話を進めているメンバーの自宅で進捗報告や意見交換のためのミーティングを開いているのだが、そこにはこれまで関わっているメンバーだけでなく、基本的に興味のある人は誰でも参加OKなのである。要するに、自分にその年頃の子供がいて通わせたい親、というのではなく、ただ単にこういう活動に興味があってサポートしたいという人もOKなのである。そういう、見も知らない人を家に招きいれるというそのオープン性はやはり私にはびっくりである。

そのほかにも、誰々の誰々の知り合いだから、ということで、知人をお互いに気軽に紹介しあう。特に家の修理屋とかのビジネス関係、アメリカでは本当にピンきりなので、知り合いからの紹介はリスクが少なく非常に心強い。

その背景には、別に興味がなかったり嫌だったらハッキリ断っても失礼にあたらない、紹介した人は責任を感じる必要はなく、紹介した後は当事者同士の責任で、という前提もあるのだろうが、やっぱりこのつながることの気軽さが、Facebookの気軽につながるプラットフォームと合っているのではないかと思う。

その前提を無視してFacebookの議論をしても私はあまり意味がないのではないかと思っている。






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最終更新日  2014.10.15 12:21:08
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