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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2011.08.12
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アメリカの学校の夏休みは長い。
ルナの学校の場合は、6月末から9月の第1週まで2ヶ月以上。
宿題もないので(日本語学校の宿題はあるが)、家にいると一日中、テレビを観るかアレックスと熾烈なケンカを繰り返すかになってしまう。そこで今年もサマーキャンプとよばれる夏休み教室のようなものに通わせ、そこから映画だのビーチだのあちこち連れて行ってもらい、今年も乗り切ろうと思っていたら今年は嫌だとのたまう。そんな、毎日家に子ども2人いられたら私は今度こそ本当に憤死してしまうではないか。じゃあ、どうしたいの、と必死に尋ねると、何とバレエを習いたいという。
バ、バレエですか。。。
それを夫に報告すると、「いいんじゃない」と他人事。
ふん。どうせスクールをリサーチしたり送り迎えは私の仕事なんですからね!
ググッた結果、スケジュールやクラスの内容の点から下記の2つに申し込んだ。以下、それぞれの感想。

The Brookline Ballet School

Brooklineの中心Coolidge Cornerから1駅先のビーコン・ストリート沿いにある、ショッキングピンク色の玄関が目印の、こじんまりとしたスタジオ。5歳から7歳のクラス。レオタードだけ用意すればバレエシューズは貸してもらえる。月曜日から木曜日、9時から1時までのプログラム、最初の1時間がテクニックの時間、次に週替わりで有名なバレエ・ストーリーについて学ぶ。ちなみにルナが通った3週間の間では、コッペリア、シンデレラ、そして、くるみ割り人形。話の内容をチャプター(恐らく第1幕、第2幕。。。といった幕ごとのことだと思うが)に沿って習い、衣装も着せてもらい、仕草なども教えてもらい、舞台の真似事をする。毎週、その衣装を着た個人写真とクラスの集合写真を撮ってくれる。お話にちなんだ塗り絵やクラフト制作もあり、毎日何かしら作品を持ち帰って来る。教室は2つ、受付係は2名、先生は1名(もう1つの教室は大人向けの一般クラス)と、1週間も行けば皆が顔見知りになるようなアットホームなスタジオ。

Boston Ballet

ルナが通ったのはSouth Endにある本校のスタジオ。レンガの外壁の体育館のような大きさの建物で、玄関を入ったところは舞踏会の会場のように(って行ったことないけど 笑)複数の階段が立体的に配置されていてむちゃくちゃかっこいい。親の私が興奮。何てったって天下のボストン・バレエですもの。でも、ルナのクラスは5-7歳向けのレベル関係なしのクラス。月曜日から木曜日、11時から2時半までのプログラム、こちらはクラフト制作などの時間はほとんどないが、その代わり、バレエだけでなくジャズダンスの時間があった。2週間のプログラムの最後に教室内で簡単な発表会があり、バレエを1曲、ジャズダンスを1曲、その間にワルツやマーチなどピアノの伴奏に合わせてステップを披露。そう。こちらはCDではなくピアノの伴奏つき。ロシア語訛りのある恰幅の良い年配の女性奏者が伴奏を担当。何とまあ贅沢なことか。発表会の内容はとても簡単なものだったが、構成やフォーメーションなどはなかなか本格的でさすが。ジャズダンスは最近はやりのヒップホップ風ではなく、シアター系のコテコテジャズで、最後は一列に並んで出口の方にはけて行ったりして、元祖ジャズダンス仕込みの私としては非常に満足(笑)。
ただ、規模が大きいだけに警備員やスタッフも多いし、教室も多いし、子どもが迷い込んでしまいそうな場所もたくさんあり、クラスが終わると生徒を一人一人親にきちんと引渡しを行なう専門のスタッフがやって来るほど。
テクニックについてはどちらもきちんと教えてくれたように思う。最初から、第1~5ポジションはもちろんのこと、ピケ、シャッセ、グランジュテ、ルルベ、アラセゴン、アラベスクなどなどの専門用語がルナの口から次々と飛び出したのには心底ビックリした。まあ、もちろん形は全然出来てはいなかったが。グランジュテは欽ちゃん飛びだったし。

5週間、電車を乗り継いでどちらも約1時間の送り迎え、半分は義母やベビーシッターさんにアレックスを頼んで何とか凌いだものの、子ども2人を連れて送り迎えをした日は本当に大変だった。アレックスが途中でトイレに行きたくなったらどうしよう、粗相をしてしまったらどうしようと冷や冷やし、始終ちょっかいを出し合って電車の中でも大騒ぎのケンカを繰り広げる子ども達に周りの目が気になり身の縮む思いをし、身も心もボロボロという感じであったのだが、ルナは楽しそうで一生懸命やっていたし、学ぶことは多かったと思う。来年も行きたいと言っているが、7歳というのは本格的にバレエのトレーニングを始めるかどうかの節目の年齢のようで、こういったお遊び要素の多い夏の教室は今年が最後、来年からはどちらのスクールもレベル別の本格的な教室になってしまうので残念。





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最終更新日  2014.10.15 12:04:19
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