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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2012.03.21
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ボストンには週に一度、3時間だけの日本語補習校がある。
日本の文科省の補助も受けていて、日本から校長先生と教頭先生が派遣される。
幼稚園から高校まで生徒数700名の、大きな規模の学校である。

周りはガイジンばっかの環境で暮らしていて、初めてこの学校に足を踏み入れると、そのあまりの日本らしさに面食らう。頭がクラクラするほどだ(笑)。

でも、やっぱり、アメリカだなあと思うこともあって、それは、誰もが、玄関の扉を必ず次の人のために開けたまま待っていることだ。

こちらで暮らしている日本人が里帰りした時に感じることとして口をそろえて言うのは、日本の食べ物のおいしさ、サービスのきめ細かさといったポジティブな面とともに、ネガティブな面として、公共の場所で、自分の前にいる人が扉を開けて待っていてくれないこと。自分の前で扉がバターンと閉まると「ああ、日本に帰ってきたな」と思うわけだ(笑)

去年の夏に里帰りした時に、デパートの玄関のところで友人と待ち合わせをしていたのだが、友人が到着するのを待っている間、玄関の行き来を観察していた。そしたら、一緒に行動している友達同士は扉を開けて待つのに、赤の他人には待っていない、という様子がハッキリ見られて興味深かった。中には、一人で行動していて大きなかばんを持っているので扉を開けるのに四苦八苦している人もいたので、暇に任せて扉を開けてあげたら、ものすごく「意外だ」という表情で感謝された。こういう時、アメリカ人は感謝はするが、これほど意外だという顔はしない。

日本語学校に来ている人達は、クラクラするような日本的なものを保持しつつ、この、アメリカでは至極当たり前のマナーも自然に実践している。

私はこのようにして、自分の国の良い部分も持ちつつ、外国の良い点も取り入れるという姿勢が、日本のグローバル化への大きな鍵だと思っている。そして、日本人は、そのような両立ができると思うのである。





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最終更新日  2014.10.15 11:54:47
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