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2013.02.22
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カテゴリ:医療_糖尿病
2型糖尿病と診断されてから今年でちょうど30年になる。

去年までは、30周年記念パーティーと称して、盛大にパーッと騒ごうかなどと気楽に考えていたのだが、いざその年を迎えてみると、これからの残り約60年(100歳まで生きるとして 笑)という年月の長さが現実として重くのしかかって来て、とてもお祭り気分ではなくなってしまった。

この30年間、自分でも良く頑張ったと思えるのは妊娠中だけで、あとは常に前向きに頑張って来られたわけではない。これで合併症が出なかったのは、神様が大目に見てくださったから他にならない(神様のことは信じていないけど)。これからの60年間もこんな調子だったらいつか必ず神様に見放されるから(神様のことは信じていないけど)、この辺で心を入れ替えて真摯に取り組まなければらなければならない。

という、自戒の意味も込めて、ここで一つの区切りとして、私が考える『糖尿病と仲良くするための3つのコツ』を記しておきたいとおもう。あくまで『私が考える』コツであるので、これが正しいというわけでもなく、医療的側面からも必ずしも奨励すべきものではないかもしれないので、その点はご理解いただければ幸いである。

1.デキない自分を認める。
コツを「3つ」と書いたが、1つだけ書けと言われたら絶対にこれを選ぶ。
世間は東西を問わず、ダイエットするにはどうすればいいかという情報が常に溢れている。これは、それだけ人が食べる物を制限することが難しいことの表れだ。食欲は人間の3大欲求の一つである。食べるなというのは寝るなということに等しい。しかも、人間は高等な脳を持つ動物に育ってしまったゆえに、おなかが空いていなくても食べてしまうこともある。また、糖尿病の食事療法は(合併症などがない限り)「何を食べてもいいけど、量はきちんと守りましょうね」というものである。これほど中途半端な指示があっていいものだろうか。そういうことを、この病気になったら一生続けなければいけないのである。そんな難しいことを、自分はやろうとしている。そんな自分ってすごい!まずそうやって自分のことをブラボーと褒めよう。ただ、長い人生、ちゃんとできない時もある。病気が分かってから、どうやって食べていいかを体得するまでにもかなり時間がかかる。そういう、完璧でない自分を認めよう。そこから何ができるか、少しずつ考えて実践していけば良い。

2.自分の『合格ライン』を知る。
血糖値の管理は、毎日ガチガチに頑張れば、糖尿病でない人と同じにすることは出来るかもしれない。でも、私は、100点満点中75点が合格ラインでいいのなら、75点を目指せばいいとおもう。ある一定期間だけ(たとえば妊娠中とか)頑張ることは出来るが、人間、それほどずっと頑張れるものではない。頑張りすぎると反動が来て、かえって管理がめちゃくちゃになるってこともある(経験済み)。大事なのは、自分の『合格ライン』はどこなのかを把握することだ。糖尿病の管理をして行くうえで、食の付き合いがあったり、外食が続いたり、今日は気分がむしゃくしゃしてパーッと飲みたい!と思ったり、という、いわゆる『例外』の日というのはつきものである。そうじゃなくても、思ったより血糖値が高い時もある。それをどこまでやっても大丈夫か、というのをカラダで覚える。そういう例外の日を進んでやっても良いと言っているわけではないのだが、この合格ラインを知っていると、血糖値が高くなった時に『このぐらいなら大丈夫』と余計な心配をしなくて済む。血糖値に一喜一憂しないということは、精神衛生上非常に大事なことであるから。

3.ライフスタイルにあった管理方法を選択する
外食がどうしても多くなって血糖値の管理が難しいというライフスタイルなら、それを含めた管理方法を選択する。外食をしない時に合わせた管理方法を選択してもそれは意味がない。あるいは幼い子供が2人毎日家にいて、世話にかかりっきりで食事の時間もまちまちで、バランスの取れた食事を作ることも難しく。。。というライフスタイルだったら、子供がいなかった頃の優雅で規則的な生活に合わせた管理方法を継続しても意味がない。特に、20代から40代ぐらいにかけてはライフスタイルがコロコロと変わり、それに伴うストレスも多くなる。『理想の生活』にあわせた管理方法ではなく、『現実の生活』にあわせた管理方法をその都度選択する。





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最終更新日  2013.02.22 13:30:34



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