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カテゴリ:生活_ボストン・アメリカそして日本
爆発が起きた当時、私は別の地域へ、夫と子供たちは現場近くのお店に向かってそれぞれ電車に乗ったり外を歩いているところでした。先に事件のことを知った夫が私のケータイの留守電に、事件があった、我々は無事、これから帰るという連絡があり、大丈夫だということは分かりましたが、詳しい状況までは分からなかったし、家に戻って再会できるまで心配でした。でも、おかげさまで、無事でした。
私が住んでいる地域のママ友は、このボストンマラソンに出場していました。彼女は完走も出来たし、爆発によるケガはなかったようです。 でも、彼女は、ボストンの都会の家庭的に恵まれない子供たちを大学に行かせようという団体の募金を集めるチームの一員として、走っていました。その仲間が2人、ケガをしたようです。 アメリカ人は、こうやって、レースをしたり、歩いたりというイベントに参加する時に、自分の記録のためだけでなく、こうやって、チャリティ団体のチームに属して、自分が設定した目標額の募金を集め、その団体に貢献するということをよくやります。 彼女も、ずいぶん前からFBなどで寄付を呼びかけ、オンライン、オフラインで、5000ドルの目標額を達成しました。企業や大きな病院の呼びかけだったら、一人1000ドル以上といった大口の寄付額を集めることも出来ますが、彼女の場合は個人ですから、彼女はフルタイムで仕事もしながら、数百人の友達や知り合いにコツコツと声をかけ、募金を集めたのです。 レースの前日は彼女がゼッケンを手に入れて満面の微笑みで立っている写真がタイムラインに流れてきました。 そうやって、彼女のように、たくさんの人が、マラソン自体の練習だけでなく、誰かのために何らかの目的をもって前々から準備をして、このレースに臨んだのです。 そういう、尊い志を、こういった形で踏みにじるのは、本当に卑怯で許せないことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.10.15 11:02:55
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