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それからしばらくの間はなぜきちんと名前を聞かなかったのかと何度も思い電話の内容を思い出し名前を思い出そうとこころみた。
でも結局思い出せなかった。 しばらくたったある日私は友達と駅にいた。 友達といってもさほど親しいというわけでもなかった人で友達の友達ってぐらいの人だったけど。 なぜその日駅に行ったのかは覚えていないが多分電車通学の子を駅まで一緒に送ったのだろう。 その子としばらく駅で話をした。 駅はさほど大きくない建物で中には長いすが4つほどある。駅の外には公衆電話、自動販売機、郵便ポスト、なんかが並んでる。 私と友達は公衆電話の横で話をしていた。 この年代の女の子というのはどんな場所でも何時間でも話が出来るもので、私たちも例外ではなくその場所で長い間話をしていた。 何気なく見回す駅の周りいつもの風景何人かの同じ高校の制服姿、自転車。 そろそろ帰ろうということになり歩き出す私達。彼女の家は私の家と同じ方向にあった。二人で駅からまた話しながら歩いて行く。 駅から私の家までは歩いて15分ほどだろうか、さほど遠い距離でもない。 ふと気がつくと後ろから自転車がやってくる。2人だったと思う自転車を押しながら歩いていた。さほど気にせずまた話し込む私たち。 おしゃべりをしながら歩くと言うのは意外と早く目的地に着くのもであるあと少しで私の家踏み切りのそばまで来た。 家の前に着き友達と「またね」なんて長いおしゃべりに区切りをつけようとしている時である。 「あー!」 と言う男の子の声とともに自転車が2台私の家の前を通りすぎた。 友達と2人???? と思う顔をしながら別れた。 2台の自転車・・・そう駅にもいた、帰り道途中後ろにもいたもしかしてつけていた? 自意識過剰だよ たまたま同じタイミングで駅から帰ってきただけの人たちかもしれない、どちらともわからない。 そんなことを思いながら自宅に入る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 3, 2005 02:48:43 PM
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