メルハバ！トルコの思い出と韓国滞在記♪

​３月９日水曜日は、韓国の大統領選挙の日だった。

韓国は民主化になる過程も大変で、初代大統領の頃やその後の大統領（誰かは厳密には言いませんが。。色々ややこしいので・・・）不正選挙や連続して大統領になったりといろいろ～～大変だったのです。

この辺りはソウルの景福宮の前にある歴史博物館に行くとくわし～～く知ることができます。


最近で言うと、トルコでもそうだし、まあいろんな国でそういうことはありますよね。


なので、結構こういう選挙に対する市民の意識は高いように思う。

日本では結構「選挙に行っても意味がない～、行かない～」っていう若者が結構昔から多かったような気がするが、韓国ではそういうことを表立っていう若者もあまりいないような気がする。


そして、今回私はある知り合いのつてで、選挙当日の事務員をさせていただいたんだけど、御老人で杖を突きながら、結構歩くのが大変そうな方たちも一生懸命歩いて投票されてたりするのを見た時、すごいなあと思った。

それだけ、関心がとても高いんだろうと思う。


家族みんなで来てる方たちも結構いた。


若い学生さんも結構いたし。


朝５時に来るようにというお達しだったのだが、おととい電話で「５時１５分までに来たらいいです」と言われてた。

でも、ちょっと心配だったので、５：０５に着いた。

一番乗り～。

名札を渡されて、ちょっと怖そうなおじさんに「ここに座って」と言われる。

その方はチーム長だった。公務員なのかどうなのかはわからない。

見た感じ４人は公務員そうだったけど。謎。

皆その場だけ集まった人たちなので、周りに聞いても知らない。

私の役割は、名簿が前半と１３０１番以降とに分かれていて、私は１３０１～の投票番号の人たちの身分証を確認し、顔や生年月日を確認してサインをしてもらうこと。


投票率や人数を数える為か？出席がはっきりわかる仕組み。

先週の週末に事前投票は終わっている。


朝６時～７時に来る人も結構いた。


ただ、今回は候補者１番と２番が人気がどっこいどっこいだったため、とても気が立っていた投票者も数人いた。


身分証でのチェックを２回するのだが（郵送された自分の書類を持ってきてなくて投票番号がわからず、調べてあげる為）、「さっきも身分証を出したのに、なんでまた見せないといけないんだ」と怒る人が男女２人いた。

じゃあ、ちゃんと忘れ物しないで持ってきなさいよ！！と言いたいが、我慢我慢。


とにかく公的機関の職員的立場は面倒なことを起こしてはいけないのだ。


すぐ大きい役所にクレームを入れられちゃうから。


それにいちいちカッカしてると体力も精神も消耗する。
のほほーーんとスルーするに限るのだ。


そして、午後３時くらいだったか、私たちはコロナ患者が混じってるかもしれないし、どこでどう感染するかもしれないので、薄手のゴム手袋をしていた。


（続きを夜中に書いてたんだけど、座って寝てしまったので、そのままベッドに行って寝たら、消えてた～。書き直し～）


今回名簿チェックが前半二人、後半２人で４人。そのうちいちばん左のアガシ（結婚前の女性）は投票番号３桁～４桁の紙を持ってきてない人の番号を調べてあげる係りもしていた。

ちょうどあるアジュンマ（結婚した女性、かならずしも年が行ってるとは限らず、この時は４０代後半～５０代位の人）が、口汚く怒り出した。

私の席の前で。

近くの壁側のデスクには全体を見ていたチーム長の怖そうなおじさんとその隣に３０代位の公務員風の女性がいた。その隣のデスクにも若い公務員風の男女がいた。この二人は私たちが名簿チェックしたら、そこに行って投票用紙をもらう。

このチーム長の隣にいた地味な女性が青い手袋をしていた。

ちょうど皆が数回医療用の黄色いゴム手袋を変えてたので、１箱無くなった様でその女性は青いのを違う箱から出してしてたみたい。

そうするとその投票に来てた先ほどのアジュンマが「あんた何考えてんのよ、その青いのをしてるってのは、そういうことでしょ。公的にそういうことしていいと思ってんのか。いいかげんにしなさいよ～！！！すぐその手袋を取りなさい。なめてんのか！！」

みたいなことを言ってます。

韓国語ではもっときつい言い方になるので、きつい言い方にするために「なめてんのか」などを追加しました。


とにかく、ひどい内容でした。


普通女性がああいう風に怒らない言葉です。


シーンとして皆名簿チェックして次々進行しないといけないので、忙しいし何を怒ってんの？って感じで訳が分からなかった。

青い手袋が何が問題？？と思って、後で隣にいた大学院生の男の子に聞いてみたら（私のペア）、青は１番の候補者（イチェミン）のトレードマークだったらしい。

選挙会場で、公式に１番候補を応援し、そういう不正選挙をしようとしてるんだろうと言いたかったらしい。

それ位みんなそういうことには、敏感なんだそうだ。

その女性はすごい苦い顔をしながらすぐに手袋を外した。

なんだかな～～と思った。

事が大きくなるのはわかってるので、隣にいたチーム長も何も言わなかった。

そういうややこしい人は早く出て行ってもらうに限るんだろう。

静かに。

色々ことが大きくなって、選挙ができなくなっても困るのだ。

まだまだ人はたくさん来る予定だった。


そして、普通は６時までで終わる予定だったが。。


な、なんと！！

​​​​​コロナ感染者や家で隔離状態の人たちが６時～７時半まで来るという。​​​​​

だから、勤務時間が７時半になったのか。

結構きつかった～～。

朝の５時からですからね。

もう眠くてヘロヘロだった～～。


５時前に皆あの宇宙服みたいな白いのを渡されて、５時半になったら着替えるようにと言われました。






寒くなってきて、窓も全開だったのでふわふわコートを着て、その上からも着れるのかな？とも思ったけど、結構大きくてすっぽり入りました。

そして、あったかい。





その部屋には１３人いましたが、​​​​​もう皆NASAステーションの宇宙訓練所？？って感じの雰囲気だった。​



（たぶん最初で最後のこういう宇宙服だから、記念撮影～）


そして、すっぽり白いのにくるまって、上から顔のビニールカバーもかぶるし、耳も聞こえにくくなったので、投票番号の４桁も隣のデスクから聞こえにくくなったし、お互いしゃべる人もいなくなり、
​シーーーん​となった会場。

あの１時間半はきつかったなあ。

というか、コロナ確定者とそんな間近で接したことが無かったので、ものすごい緊張が走った。

私たちが一番接するデスクだったので、本当に怖かった。


掛かるわけにはいかないのだ。
私は土曜には、週間保護センターといって、老人の幼稚園みたいな施設で働かないといけないし、平日はお家にいるご老人のケアに行かないといけない。

老人に万が一移してはいけないのだ。


もうかれこれ人と接触してないよなあ。
オンラインばかりだ。

仕事でのかかわりの人か、家族のみだ。


そろそろ色々会っても大丈夫かと思ってたら、オミクロンの感染力が強すぎて、知り合いも何人か掛かってるので。。大変だ。気を許せない。


そして、それまでは身分証を受け取って生年月日を確認してたけど、私たちのデスクは受け取らず、デスクに置いてもらって確認することに。

６時まではペンもマメに消毒してたけど、もう触るのが怖くなって。。。。

すると先ほどの地味な公務員風の女性が消毒してくれた。

あの緊張感ある雰囲気は、息がつまりそうだったなあ。

眠くて～～。しゃべらないし。。最初６時から６時半までは少しコロナ患者の方たちも投票に来たんだけど、６時４０分を過ぎると誰も来なかった。

やっぱり来にくいと思います。

その中で一人、同じビッラ（５階建ての建物）の奥さんが来られてて、ああ、コロナに掛かっちゃったんだ～って思った。あちらは私が宇宙服で顔もビニールなので、誰かわからなかったようです。

やっぱり身近であちこち掛かってるんだなあと思いました。（私はご近所にいいふらしたりもしないです。。ここだけです。ってここの方がたくさんの人にしゃべっちゃってるか。。）

対面で話するのはご近所でもやめたほうがいいなあ。

お隣さんとは、よくマスクなしで話したりしてたから。。これからは訪問もしないほうがいいかな。
（お隣さんはコロナじゃないです）


眠くて、前を見たままビニールでわかりにくいので目をつぶって寝てました～～。

誰も来ないし。。

14時間半勤務です。そのうち、朝ごはん１時間、昼ごはん１時間の休憩があって、私は近かったので家に帰って温まりました。

寒いんです、会場は。


結局６時４０分位から誰も来なかったです。


後片付けを終えて、投票箱は厳正にすぐに車で運ばれて行きました。

不正選挙は一切行われていないです。安心してください。




でも、歴史的な瞬間に立ち会えて、良かったなあと思いました。

また機会があればやりたいなあ。


今朝ユンソクヨル大統領が当選発表がありましたね。

おめでとうございます。

安チョルスさんの人気は結構すごいので、これから一緒にかかわってやっていかれるということで、
嬉しいなあ。









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